Real Hostage-3年A組- II (ページ2)

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お巡りさん…

そう呟いた先生は、
胸ポケットからスマホを取り出すと

耳に当てて

柊「今の聞いてましたか？

郡司真人警部補」

そう、呟いた。

どうやら電話が繋がったまま話してたらしい。

でも、なんでそんなことするんだろ

柊「撮影者を探してください。

タイムリミットは夜8時。
犯人を当てることが出来たら全員を解放しましょう」

…解放

柊「ただし、間違えれば、

生徒５名の命を奪います」

A「……」

その言葉に、みんなの表情が強張るのが
後ろから見てて分かった。

柊「let's think…」

5人って、

甲斐「5人ってどうゆうことだよ！」

そう思った直後

甲斐が教室を出て行こうとしていた先生に
投げかけた。

柊「なんだ5人じゃ不服か？

なら、10人にするか？」

…そう言う問題じゃないでしょ、

沙也「冗談やめてください、！」

柊「俺は本気だよ。

刑事さん達を可哀想に思うなら、
動画を撮った生徒が速やかに名乗り出ればいい」

岩倉「んなの名乗り出るわけねぇだろ」

柊「だったら刑事さんを信じるしかないな」

教室の入り口で止まっていた先生は

そう冷たい目をして
それだけ言うと、ドアを閉めて行ってしまった。

A(…5人、ね)

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