『傷付け合って生きようか』~season III~

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コブラside









ヤマト「やべぇなこれ」









一日あけた山王街。

明るくなってよく見える街は、予想以上に荒れてやがる


怒りの矛先をどこに向けたらいいのか分からず

とりあえず片付けを始めてた俺らの所に
昨日の情報を集めてたテッツとダンが戻ってきた。






コブラ「なんか分かったか」




テッツ「あいつらダウトです」




ダン「それやけやない。知らない輩もおったらしいわ」







ダウト…

ダウトは、湾岸地区の奴らで
Rascolsと同じスカウト集団って聞いた事がある。


知らない奴らって、、

なんでまたそんな奴らが…







ヤマト「また家村会の奴らじゃねぇか？」



テッツ「いえ、まだそこまでは」



ヤマト「クソッ、どうなってんだよ！」






家村会…

もしそうなら、

どこまでSWORDを狙ってやがるっ






ヤマト「…西郷！お前何しに来た」






片したり、
また来られたら入れねぇように、


そんな事やってたら聞こえたヤマトの声。


振り向けば、






西郷「あぁ？何って、派手な喧嘩があったって聞いてな？様子見に来てやったんだよ」






察の西郷が
気だるそうに歩いてきた。

様子見って、






コブラ「様子見じゃねぇだろ…無名街が燃えてんだよ。Aが無名街にいんだよ」



ヤマト「お前警察だろ！ちゃんと捜査しろよ」







西郷だって知ってるはずだろ、Aのことは。

なのにこいつ、






西郷「…お前ら、前に行ったよな？自分らの事は自分らでやるんだろ？」


「それに、Aが無名街にいる？そんなん自分で決めたこった。だろ？」







話の聞く耳も、
心配すらもねぇのかよッ。


それに西郷は、






西郷「他の奴らが居座らねぇように商店街の治安を守る？結構なこった」







俺らの事も、この街の事も

なんの心配もねぇみたいに馬鹿にしやがる








ヤマト「おい！馬鹿にしてんのか…おい」



西郷「無名街が燃えたのは！事件だって証拠あんのか、あ？」







俺らを馬鹿にするように話す西郷に
ヤマトが詰め寄る。


なのに止めないこいつは、









西郷「あんなとこでも人のもんだ。それなのに勝手に集まって街なんか作っちゃって…」


「RUDEは家族を守るって言うが、結局は自分の住んでるとこを守りてぇだけだろ？」









Aの街までも馬鹿にしやがる





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