『傷付け合って生きようか』~season III~

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雅貴side









____『山王でAに会った』









そう言われたのが少し前。








____『…は』




____『それだけ』




____『ちょっ、広斗ぉ！』









で、兄貴の情報掴んだのが少し前。



で、無名街に行った。


山王近ぇし、無名街生まれのAが
あの爆発で帰ってきてっかもって


少し会えるかもって期待もして。







なのに、


兄貴もAもいなそうになくて
帰ってきた。






して、兄貴探してたら

恐らくダウトの奴らに追われる無名街の女の子発見




で、俺


壁ドンしました。

かっこよく助けました。



『好きなとこに連れてって』って言われて



これはっ！と思いました。







.









.









なのに、








.









.









なのに、、









.






なのに！









.









.









.









雅貴「なんでバイクがねぇんだよっ…」









バイクが無くなってました。









雅貴「あれぜってぇ上手くいくパターンだったし」









バイクを停めたはずの場所に座って独り言。


なんか俺、可哀想









雅貴「はぁ…たく。広斗もいねぇし、兄貴もいねぇし。バイクもねぇし。

結局女もいなくなるしよ。」









しかも、









雅貴「Aにも会えねぇし…何で広斗が会えんだよっ！」









A…



俺もAに会いたいなー。



広斗ばっか。



なんで広斗なんだよ









……









.









____ブーーンッ









…あ？





落ち込む俺に

突然聞こえたエンジン音。








後ろを振り返れば
通り過ぎて行ったボロい車。









なんだ？あれ、









.









.









……









.









.





雅貴「広斗ぉ！！」









そしてその後ろから

いきなり広斗









雅貴「女？！」









そして今度は

さっき消えた女。









雅貴「ぁーあ！バイク！








…れっかー」









そしてバイク、、







なんだよ、、




広斗は何してんだよ


てか女、他の男の車乗ってるし


バイクれっかーだし、、









雅貴「何なんだよ…」









その場にまた小さくなる俺。








.









…A






会いてぇな




.

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