『傷付け合って生きようか』~season III~

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広斗side









RUDEの奴らを追って着いたのは

湾岸地区のコンテナ街。





あの頭はやっぱりAで、

ダウトの奴らに腕を掴まれてて、しかもその手は紅く染まってる







そのダウトを投げ飛ばしながら進めば


今度はなんだよ、あいつが斬られた。









A「スモーキーッ…」








そしたら、
背後にいたはずのAがあいつのそばに来て


どうしていいかわかんねぇって顔してる。





それを狙うこの黒い男。


ふざけんじゃねぇよ。

こいつだけは殺んじゃねぇ。









アイス「噂ほどでもねぇな」



広斗「おもしれぇなお前ら」








そいつを殴って、

したら今度はまた違う男。



噂がどんなかしらねぇが、、



おもしれぇこと言いやがる









.









そいつと睨み合ってすぐ、









A「ピー！タケシー！！」









Aが叫んだ。


あいつが叫ぶことなんて滅多にねぇのに。





その瞬間、









シオン 「早くスモーキーをのせろ！」



ピー「スモーキー！」









RUDEの連中が戻ってきた。


だからスモーキーを立たせてやれば、RUDEのやつが車に乗せる。


後ろからバイクも来て、、









タケシ「Aも早く乗れ！」









俺も行くかって、バイクに跨った時


Aを呼ぶ声がして目を向ければ、
一瞬目が合った気がした









タケシ「おい！急げ！」



ピー「A、大丈夫か」



A「…」









走り去る車から見える後ろ姿が、

あの頃と変わってねぇように見えて
何処か遠く見えた。


なんであいつが怪我してんのかとか

兄貴のこと聞かなきゃなんねぇし









広斗「お前の顔は覚えたからな」









.









.









.









今は諦めてやるよ




.

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