『傷付け合って生きようか』~season III~

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スモーキー「大丈夫か」





A「うん」








走りながら、

血の出る片手に目がいく。



RUDEのみんなは無事逃げれたみたい








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「おい追えぇ！！」









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けど、コンテナ街は
ダウトの溜まり場と化していて


何処に逃げても追ってくる。






てか、人多すぎなんだよ。




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A「っ…スモーキー！」



スモーキー「行け！」



A「…」



スモーキー「行け！！」








また始まろうとした喧嘩。


なのにスモーキーに背中を押されて、
振り返った先でスモーキーとダウトの喧嘩が始まる。




行けって…



そんなの無理に決まってんじゃん









A「っ…」









それなのに

スモーキーに近づきたくても、さっきの黒ずくめの奴が現れて、、



しかもあいつ、

武器持ちじゃん









「おい抑えろ！」




A「ッ…」









めんどくせぇな。


また現れたダウトを相手してれば

向こうでスモーキーが倒れたのが分かった。









スモーキーっ…

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行きたいのに行けない

そう思った時、









A「…っ」









鳴り響いたバイク音に


それに跨るその姿に




身体中が心臓になったみたいで


動けなくなった。









なんで、



なんでいるの









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スモーキー「どう言うつもりだ」




広斗「お前に用があんだけどな」




スモーキー「あ？」









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広斗…









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動けない私の横を

広斗は私の近くにいた
ダウトの連中を倒しながら、スモーキーと共に戦う。







もうほんと訳わかんない。


広斗も、九十九も、ダウトも。









それに、

どうして、、









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A「スモーキー！！」









スモーキーが斬られてんの、、



一瞬だった。

動けなくなってる間に、スモーキーの背中が
あの黒ずくめの奴に斬られた









A「スモーキーッ…」









やっと動いた足で駆け寄っても

痛そうに声を上げるスモーキーを見て何もできない



止めてよもう、



スモーキーがっ









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____ピー『叫ぶのは危ない時って言っただろ？！』








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そう言えば昔…









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A「ピー！タケシー！！」









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早く

スモーキーを助けて____






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