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スモーキー「話せたか」
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広斗が帰ってすぐ、
この部屋には私とスモーキーだけになった。
あの話を聞いた広斗は、、
ただなにも言わずに
それでも頷くようなそぶりを見せて
ここから立ち去った。
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A「…何も」
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いなくなった理由、聞けなかった。
ただ抱きしめられて
泣いちゃって
スモーキー「…泣いたのか」
A「…」
そっと頬に触れたスモーキーの手。
まだそこに残ってる広斗の温もり。
その上から、スモーキーの温もり。
昔から…
いつも慰めてくれる手は
この手だった
A「スモーキーの…」
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そっと触れる手を取って、その手を握る。
つなぎ慣れたスモーキーの手は
大きくて、強くて、でも細くて
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A「…妹になれなかった」
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ずっと、そう思ってた。
スモーキーと出会った時
貴方は『兄貴だと思って』そう言った。
小さいながらにしっかりしてて
気づけばいつも頼ってた。
それでも私は
貴方を『お兄ちゃん』とは呼べなかった。
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A「スモーキーは…ずっとスモーキーだった」
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側にいても
家族って言われても
本当の家族じゃない事は分かりきってるし、
お兄ちゃんじゃない。
でも、
だから
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スモーキー「それでいい」
A「…」
スモーキー「お前が…妹じゃなくてよかった」
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俯くスモーキーの掠れた声に
強く握り返された手。
スモーキーのその言葉が、どんな意味なのかはわからないけど。
それは、私も。
貴方と兄妹じゃないから
貴方には素直に甘えられる。
本当の家族や兄妹だからこそ、
素直に甘えられない時も
素直に言えない事もあるって
いつかナオミが言ってた。
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スモーキー「…行くのか、あいつのとこに」
A「…分からない」
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これから、
広斗達とまた一緒にいれるのか、それは分からない。
そうなったとしても
もう、自分の気持ちは分からないから
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.
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スモーキー「行くな…A」
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そんな目で見るのは
ずるい、、
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あおいそら(プロフ) - ??さん» 編集途中です！すいません^ ^ (2017年1月31日 7時) (
レス) id: 75c43f33b5 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 次のやつが鍵かかってるのですが、それは分かる人は見れるやつですか？それとも作ってる最中ですか？ (2017年1月31日 0時) (レス) id: afc127ca21 (このIDを非表示/違反報告)
あおいそら(プロフ) - かずほさん» ありがとうございます！よかったです(^ ^) (2017年1月28日 21時) (レス) id: 75c43f33b5 (このIDを非表示/違反報告)
かずほ - あおいそらさん» 面白かったです！続きが気になります！更新頑張ってください。 (2017年1月28日 21時) (レス) id: 6e39305fe0 (このIDを非表示/違反報告)
あおいそら(プロフ) - kさん» ほんとですか？そう言ってもらえると嬉しいです！ありがとうございます( ´ ` )ﾉ (2017年1月28日 10時) (レス) id: 75c43f33b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいそら
| 作成日時：2017年1月18日 20時
