20話 過去編 ページ21
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「A」
ふと名前を呼ばれ振り返れば
どうしても離れたくない人がいる
忘れたくない感情と言うのは
”好き”という感情だったのだ
まだ子供のAには、三つも年上の彼からすれば妹の様な存在何だろうと、そう思っていた
だが彼の何気ない優しさがAにとっては
嬉しくて、心地よかったのだ
A「エース…」
エ「何してんだ？」
当たり前のように隣に腰掛けるエースに
Aは悲しくなるのだ
A「明日でバイバイだね」
エ「あぁ」
そんな少しのやり取りさえAには嬉しく、寂しいものなのだ
エ「A」
名前を呼ばれエースの方を見れば、こちらを見て真剣な表情エース。なに？と返すが一向にこちらを見てるだけで返事が返ってこない
少しの間見つめ合っていた二人だが
ふとエースが言ったのだ
エ「Aは大事な家族だからな！離れてもずっと一緒だ！」
その言葉と共にギュッと抱きしめてくれるエースの腕の中で、Aは静かに涙したのだ
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そして翌日、ガープが迎えに来てお別れの時。
ルフィは大泣きしてAにくっ付き、
サボも下を向き泣いてAの手を握っている
そしてエースもまた…
と思いきや、エースはいつもと変わらずの顔で立っていた
ルフィ「A〜っい”ぐなよ〜〜！」
A「ごめんねルフィ」
そっとルフィの頭を撫でると
ルフィも観念したのかスルリとAから離れる
ガープの行こうかと言う言葉で歩き出すAは、一度振り返り言うのだ
A「またね！」
その言葉と共にさっきまで突っ立っていたエースがこちらに走ってきて
エ「A大好きだ！」
ギュッと抱きしめていったのだ
そして最後にちゅっと音がした後
太陽みたいな笑顔を見せてくれたのだ
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これがAにとってのファーストキスだと知るのはもうちょっと後
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あおいそら(プロフ) - こまさんさん» そんな、こちらこそありがとうございます！ (2018年2月28日 10時) (
レス) id: 75c43f33b5 (このIDを非表示/違反報告)
こまさん - 37話のどんどん泣き崩れる感じがとても泣けました(´；ω；｀)最高です！ありがとうございます。 (2018年2月26日 22時) (レス) id: 11fd127b27 (このIDを非表示/違反報告)
あおいそら(プロフ) - suzu さん» ほんとですか？！そんな、ありがたいです(´>ω<｀) (2016年8月29日 20時) (レス) id: 75c43f33b5 (このIDを非表示/違反報告)
suzu - それに、37話は、一番涙を流していました (2016年8月29日 10時) (レス) id: 93b63c613e (このIDを非表示/違反報告)
suzu - 良いお話で、友達が、涙を流していました。とくに、29.30で！ (2016年8月29日 10時) (レス) id: 93b63c613e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいそら
| 作成日時：2015年10月13日 11時
