case1-6 ページ6
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柊「おー、走ってる走ってる」
全員が席につくと、
先生は教室の窓から
他のクラスの生徒たちが逃げる様子を
楽しそうに見ていた。
柊「もう二、三個爆破させないと
緊張感出ないかなって思ってたけど
結構皆必死に逃げてくれてるねぇ｣
眩しそうに窓の外を眺める先生を見て
隙が出来たと思ったのか
みんなが一斉に携帯を取り出した。
あ、連絡…
こんな状況で判断が遅い自分が情けなく思える。
…でも、
柊「はい携帯ストップ！！！」
…バレ、た。
柊「これから皆の携帯電話と鞄を回収するから
もし、余計な事をしたら…」
したら、
柊「バァアン！！！」
「「「！！！」」」
柊「それが嫌ならこん中に全部入れろ｣
先生がそう話す最中も、
携帯をいじるやつがいて
そいつの背中を
先生はバァアンと声とともに叩いた。
それにみんな驚いて
先生が取り出した白い大きな袋に
渋々携帯と鞄を入れていく。
………
柊「…携帯は」
A「…忘れました」
大きな袋を持って、
目の前に来た先生に鞄を渡す
けど、
携帯を入れてないのに気づかれて
柊「……」
冷たく見下ろされる。
…携帯、忘れるくらいあるでしょ
____ガタッ
それでも隠してると思われたのか
先生は机の中に手を入れ、
私の制服のブレザーのポケットにも触れて確かめる
須永「おいやり過ぎだろ」
その手を、後ろの席の須永が掴んで止めてくれた。
でも、多分
隠し持ってるんじゃないかと
疑われている気がする。
柊「はい、起立」
そんな先生にみんなが携帯と鞄を取られた後
先生が号令をかけ始めた。
誰も、動けない。
なのに、
柊「起立だよ、はい、きーりーつ」
先ほど爆弾のスイッチだった
あの腕の時計のようなもの
それを見せられ、また爆破されたらと
みんなが起立する。
柊「これから俺の授業を始める。礼」
礼と言われて、
恐怖でか、反抗心でか、礼をする人はまばら。
だからか、
また、あの時計を見せて
柊「これから俺の授業を始める。礼｣
みんなを礼させた。
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まかろんてゃん(プロフ) - あ！最初の方です！物語の…！ (2021年10月17日 23時) (
レス) @page14 id: e15809b402 (このIDを非表示/違反報告)
まかろんてゃん(プロフ) - 影山じゃなくて景山ですよ〜！作品が面白くて一気読みしちゃってます笑！応援してます！ (2021年10月17日 23時) (レス) @page9 id: e15809b402 (このIDを非表示/違反報告)
あおいそら(プロフ) - こーら。さん» そんな多かったでしょうか、すいません、実は岩倉と思っていた時期もあって間違ってたのかもしれないです。 (2019年3月4日 10時) (レス) id: 148be5f7db (このIDを非表示/違反報告)
こーら。 - 石倉と里見の誤字多くないですかね？大変なのは承知の上で言いますが、アップする前に一度確認した方がいいと思います。外部から口出し申しわけありません。 (2019年3月2日 22時) (レス) id: e9d1c54d2f (このIDを非表示/違反報告)
観月 - 楽しく読ませて頂いてます(*´▽`*)オチは甲斐くんがいいです… (2019年2月27日 21時) (レス) id: af24ff4f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいそら
| 作成日時：2015年9月24日 16時
