仮面ティーチャー.君がいれば (ページ5)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:73,559 hit

Ⅳ ページ5

.

昼時のこの時間、

その場所はうるさい男の声が響き渡っていた。

A「なに」

遠くで見てたつもりが

ボンに見つかって手招きされ、
ボンの隣へと近づくと

ボン「さぁ…どっちが勝つかな」

なんて、少し口角を上げながら話される。

…なにそれ

と思いながらも
ただなんと無く喧嘩を見てた。

すると、

「お前らー！」

向こうの方から声がして、

目の前で喧嘩してる二人組みの中へと割り込んでいく。

…ばかか

荒木「喧嘩はんたーい！」

案の定、
荒木は喧嘩してた2人に両頬を殴られれ膝を伏せた。

…やっぱばか

ボン「チッ」

そんな呆れた私の横で
ボンは舌打ちして帰っていく。

そりゃ面白くないよね、自分の遊び邪魔されたら

でも、
こんな遊びのなにが楽しいんだか。

A「…」

そう思いながら、
私も来た道を戻った。

.

.

.

獅子丸「で？どこ行ってたの？」

溜まり場へ戻ると、

トイレが遅かったのか
食い気味に質問してくる獅子丸。

どこって、まぁ…

金造「ボンのとこだろ」

言えない。

そう思った矢先、間髪入れずに金造の声がした。

なに…
分かってたの…？

獅子丸「A」

A「何もしてない」

過保護、なのか
獅子丸は本当に心配してくれる。

周りが思う獅子丸は、本当の獅子丸じゃなくて

本当は金造思いの優しい人。

金造だって…

金造「気をつけろよ」

…誰より優しいのに、、

みんな金造を怖いって恐れる。

まぁ、怖いのは確かだけど…
優しいんだよ。

だからもう、

獅子丸「ほら、Aの飯」

A「ありがと、」

もう誰も

二人を傷つけないで____

.