ユリアとお喋り≪1≫ ページ13
治療院の休診日、治療院の中にあるゲールマキナの私室にユリアは訪れた。
部屋はとても清潔感がありベッドにクローゼット、机に椅子、ととてもシンプルにまとめられているが生活感がない訳ではなく、所々に小さなマスコットやぬいぐるみが並べられて可愛らしい雰囲気になっている。
しかし部屋の主であるゲールマキナはよれよれの黒い部屋着に寝癖でぼさぼさの髪という部屋とアンバランスな装いだった。
ゲールマキナはユリアが部屋に入ってくると目を輝かせて歓迎した。
「おはようなのだよ!ユリア、来てくれたのだね!」
「おはよ〜、招待されたから来たよ〜」
嬉しそうに両手を広げて抱きつこうとするゲールマキナだがユリアはスルッとよけて部屋の中へ入った。
「ユリアは相変わらずクールであるな。少し待っていてくれたまえ、飲み物でも持ってこよう」
ゲールマキナは抱きつきを避けられて拗ねたように口を尖らせたが、すぐに切り替えて二人分のオレンジジュースを持ってきた。
しばらくジュースを飲みながら会話に花を咲かせた後、そう言えば!と思い出したようにゲールマキナはベッドの下の箱からあるものを取り出した。
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植木葉(プロフ) - フローズンヨーグルトさん» ありがとうございます!これからもちょくちょく書いていくつもりなので応援お願いします! (2021年2月7日 19時) (レス) id: b661ad5ecd (このIDを非表示/違反報告)
フローズンヨーグルト(プロフ) - こう言うのめっちゃ好きです! (2021年2月7日 17時) (レス) id: 4dab82179c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:植木葉 | 作成日時:2021年2月7日 10時