医者と私２ (ページ13)

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「ホンゴ、」

彼は来てくれた
待っていた
信じていた

すごく嬉しかった

安堵で我慢していた涙が出てくる

ホ「おい、テメェら。誰の女に手ェ出してんだ」

男3「お、おいこいつ、赤髪の、」
男2「まさかこの女クルーの、」

2人してヤバいなどと焦っているうちにホンゴウによってすぐにのばされてしまった

ホ「ったく、何してんだよ」

「ごめん、」

ホ「異常だなここの空気は。早く出ないと、」

「待って、捕まってる人がたくさんいるの、」

倉庫街を取り締まっているボスを見つけない限り、また同じことが繰り返される
自分や、他の人と同じ目に遭わせたくない

「助けたい、お願い、」

ホ「…わかってる。だが、この数は結構厄介だ」

檻の中で伸びてる2人の仲間らしき男達が集まり、武器を持って色々なところから私たちを見ていた

"赤髪のクルーか？"
"捕まえればそれなりの賞金がもらえるはずだ"
"隣の女は？"
"あれは顔も身体もいい。高く売れそうだな"

「どうすれば、」

ホ「お前はここで待ってろ」

私の前に庇うように立った

彼はいつも私を守ってくれる

なのに、私は何もできない