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ーエピソード 198 元気の力ー




菅原 side.*・゚





ファイナルセット
ここでの役割は重要




大丈夫だ、緊張することなんかない
ピンチで入ることは今までもあったんだし





そう言い聞かせても、身体はそう簡単に
言うことを聞かない



くっそ…!身体は暖まってんのに手が冷たい…!





力をいれて手を握り合わせる
このまま試合に出るとなるとヤバい






『_______________菅原先輩!!!!』







上から、俺を呼ぶ声が聞こえる
そこに居る…






あぁ、そうだ。この子が居るAちゃんが
俺がずっと見てきた愛おしいこの子が…





ヒラヒラと舞う黒いタオル
無意識に手を伸ばし掴むと、フワリと香る
Aちゃんの匂い。甘く、心がキュッとなる匂い。
手いっぱいに温かさが伝わってくる




その暖かさには頑張れがいっぱい篭っている
僅かに濡れている。汗か涙か
それを見ると全力でいつも目に涙をためて
応援をしているAちゃんが思い浮かんでくる




『私の温もりです!』





顔を上げ、Aちゃんの顔をみると予想通り
目を真っ赤にさせうるうるとしている
それを見るとフッと心が軽くなる
なんて可愛いマネージャー…いや、女の子なんだろう




手にはもう悴みも冷たさもない
ニッと全力の笑顔をAちゃんに向ける






菅原「ココロ充電!!!」




タオルと共に拳を上に上げる
Aちゃんも拳をギュッと突き出してくる
あぁ、この距離がもどかしい


今すぐにでも抱き締めたい






澤村「タオルなら…俺のも貸してやろうか」



影山「手袋いるっすか?」



田中「スガさ〜〜ん!ずるいっす〜!!」



西谷「なっ!A俺にもくれ!!!」



菅原「ヤメロ!!絶対触らせんぞ!!!」



つい二人の世界に入り込んでいると
後ろで見ていた大地達は凄い顔で迫ってくる
田中らはタオルを奪おうとしてくる






烏養「あれ絶対鼻水もついてるぞ。」





『なっ…!鼻水なら月島くんのお兄さんから
鼻セ〇ブ貰ってますから!!』





月島「兄貴……。」




明光「ゲッッAちゃん…!?
いや…見ないでっっ…!」




冴子「とっくにバレてるっつーの!」





Aちゃんのおかげで会場の雰囲気も明るくなる





武田「Aさんは烏野の陽だまりですね
彼女自身笑顔に溢れている、それに伝染して彼女の
周りには笑顔が耐えない。欠かせない存在ですね」




烏養「まっ、心を強く持って行ってくれ
よし、行ってこい!!」




ありがとう、Aちゃん。
絶対に勝ってみせるよ

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作者名:りりらら | 作成日時:2020年7月13日 3時

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