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154 春高 ページ5

ーエピソード 154 春高始まりー



your side.*・゚




_______________春高予選直前





明日の大会に向けてみんな気合いが入っている




『いよいよ明日だ…!』



清水「いよいよ私には最後だ」



となりで試合を見ていた潔子先輩が私に続きそう言う
3年生にとっては最後の大会
負けても勝ってもその大会が終われば部活からは
いなくなる



その言葉にウルっと来てしまい涙を目に浮かべると



清水「ごめんごめん!涙目にならないで…!」



『…必ず勝って1番長くコートにしますよ!』



うるうるとしながら意気込むとそうだねっと
頭を撫でてくれる




_______________

8月11日


全日本バレーボール高等学校選手権大会
(通称:春の高校バレー)



宮城県代表決定戦一次予選 当日






パンフレットを貰いに受付に行き帰ってくると




「あれだよホラ烏野
この前IH予選、青葉城西とフルセットやって
ギリギリで追い詰めたとこ!」



「まじか!」



「北川第一のコート上の王様が居るんだと」



「千鳥山の西谷も居るらしいよ」



「中学の時リベロ賞の!?」



などと烏野のメンバーを恐れ多いる声が途中で
聞こえ、鼻をふふんっと高くする



「そんでマネがなんつっても超可愛い!
美人系と可愛い系っていうのかなぁ
可愛い系の方はモデルもやってるらしいぜ」


「え!なにそれ羨ましすぎだろ!
うわ、ちょー可愛いわ…てかえろい」




私たちのことも聞こえてきてすこし照れている



影山「なにお前1人で百面相してんだ」




「あとはあれだろ…ちっこいのにMBで
無茶苦茶な速攻うってくる 烏野の10番!」



「!?なんか凄いゲッソリしてる!!」




そんな声も聞こえてつられて日向くんを見ると
久しぶりに顔は真白…
バスの時途中止まって吐いてたしなあ




『日向くん、大丈夫??薬いる?』



私が声をかけると大丈夫と返してくる



影山「この日向くそボケェ!」



澤村「影山の暴言ボキャブラリーはボケだけだなあ」



影山「!?がっがんばって増やします!」




そうじゃないよ影山くん…
するとゲロの話になり山口くんも旭さんも
グロッキー状態



田中「他人の股間にリバースせず
バスが止まるまで我慢するなんて
成長したなあ日向」




日向くんをばかにする田中先輩とノヤさん
ワハハと笑っており賑やかだ







「…本当にアイツらが青城を追い詰めたチーム
なのか…?」







わかります。そのご意見…。

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作者名:りりらら | 作成日時:2020年7月13日 3時

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