エピソードオブユー４《ハイキュー》 (ページ24)

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173 青葉城西ページ24

ーエピソード 173 緊張ー

your side.*･ﾟ

試合を終えた私たちはギャラリーから
青葉城西と伊達工業の試合を見ている

ここでの試合の勝者がつぎの対戦相手となる

伊達工業には大型セッターが新しく加わり
全く違うチームへとなっていた
しかし熟練安定感の青葉城西には及ばなかった

次の相手は_______________青葉城西

_______________3日目 in サブアリーナ

IH予選のあの敗北を超えてここまで来た
今日こそは青葉城西を倒して全国へ

緊張のあまりか皆の雰囲気がピリピリしているようだ

山口｢Aちゃん……ちょっと…｣

今にも死にそうな顔の山口くんがお腹を抑えて
胃薬はないかとこっちへ来る

『大丈夫？！山口くん！』

急いで救急箱から胃薬を取り出す
緊張のせいでお腹が痛くなったという山口くん

『緊張かぁ…あ、そうだ、ちょっとこっち来て！』

手招きをして、山口くんと向き合う
山口くんの頬に両手を添え、
顔をグイッと近づけさせる

ゴツンっとおでこを合わせ、

｢大丈夫、山口くんならできる絶対できる｣

と唱え、パンっと肩を叩く

山口｢…Aちゃん？！！｣

『小さい頃にね、お兄ちゃんにやって貰ってたの
緊張を解くおまじないって！私にとって1番
緊張が解れる方法だから試したんだけど
どうかな…』

西谷｢Aー！俺にもやってくれー！！｣

菅原｢これじゃ元気100倍どころか、ショートするわ｣

旭｢山口…？！山口が倒れた！！110！？｣

月島｢119ですよ｣

『や、山口くん！？私そんなに頭突きしたかな！？
石頭かな！？あ、血が出てる…やっぱり！！』

倒れた山口くんの鼻から血が出ており
頭突きが余程痛かったのだと思う

月島｢や、おでこじゃないじゃん。ただの鼻血デショ｣

ワヤワヤと騒ぐ私たちを見ておお笑いをする
3年生達

そんな雰囲気にホッとする先生とコーチ

日向｢…影山くんもまさかのビビリタイムですか？｣

影山｢…あぁ。及川さんは強えからな｣

日向くんは影山くんにちょっかいを出している
そんな2人の会話が気になり近づいて聞いてみる

影山｢…6人で強い方が強い｣

日向｢あん…？｣

影山くんは中学の頃聞いた岩泉さんの及川さんの
会話のことを話していた

影山｢どんなチームに入っても及川さんは
俺よりスパイカーの力を引き出す｣

日向｢？ふーんそーなの？？もしそうだとしても
烏野以外はだな｣

烏野には影山くんいての勝利だから…