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ーエピソード 170 接触ー



your side.*・゚




ウチのエースなら鉄壁でももってこい…!







旭さんはブロックを崩し、得点を決める







『旭さ〜ん!!!』






やっとのリードで嬉しくて冴子ちゃんと
ハイタッチを交わす





皆も落ち着いて対処しているようで良かった







長い長いラリーが続いている






澤村先輩が拾いにいき、ギリギリで上げる
それをノヤさんはカバーし上がる…が



ネットに当たる






それを拾いにいく2人、田中先輩と澤村先輩



ボールは上に上がる






しかし






『え……。』








目の前に広がる光景はスローモーションのように
心臓が次第にバクバクと音を立てている







嶋田「…って、あれ………。」







田中「大地さん………?」









地面に倒れ込んだままの澤村先輩









口に手が自然と持っていかれ、フルフルと
震えている






旭「大地!!」





メンバー達も駆け寄っていき声をかけている




一気にザワつく会場





『…………っは…澤村先輩っ!!』






澤村先輩はムクリと起き上がるが
頭を抑えている
烏養さんも武田先生も駆け寄り
意識の確認を





武田「大丈夫であることを確認してきなさい
それが試合へ戻る最短の道です!」





澤村先輩は途中で抜ける







潔子先輩と目が合う






『今行きます!』







ギャラリーからダッシュで下へ向かう
今わたしにできることは何か
ただ澤村先輩の怪我を見守ることしかないけど
それでも…烏野のが勝つためには試合を
続けなくてはならない





烏養「A、一緒に医務室へ行ってきてくれ」







『はい!!いきましょう!』





ハァハァと息を切らして駆け寄ってきた私を見て
苦笑いの澤村先輩…




岩泉「…足取りもちゃんとしているし
まあ大丈夫なんじゃねーか?」




及川「でも問題は___________
大黒柱の代わりを誰が務めるか…

そして、俺のAちゃんが俺以外をあんなに心配
していること!!岩ちゃん、俺にもボール当てて!」




岩泉「こんな状況でとことんうんこ野郎だな
いくらでも当ててやるあの世に行くようにな」





_______________医務室へ行く途中





澤村「そんな心配しなくても大丈夫だよ」




じっ…と見つめる私に向かって澤村先輩は
笑いながらそう言う





『歯と頬っぺたが…』





痛々しいほっぺたに手を伸ばし触る
そこは暖かく、熱を持っているように感じた




痛みは大丈夫でも、メンタルは大丈夫だろうか

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作者名:りりらら | 作成日時:2020年7月13日 3時

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