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ーエピソード 162 危険人物ー



your side.*・゚





体育館へ入り練習前
ドリンクを作りに行くために給水場へ行こうとすると
日向くんもトイレ行くから!
といい荷物を半分持ってくれる





『日向くん…?スパイごっこ?』




男子トイレ前に着き、別れようとすると
日向くんはいきなりコソコソと身を隠し
周りを見計らっている




日向「や…トイレは…危険人物と遭遇する場所だから」




『まさか、暗殺者がいるとか…!?』




危険人物という言葉に体をビクつかせ
日向くんの背中に縋り付いていると…





「あれっ!Aちゃん〜〜!」




と気の抜ける明るい声が聞こえる




『でたっ!暗殺…!しゃ……?』




パッと振り返り、身構える




『及川さんと岩泉さん…!!』



日向「だっ大王様!!!」




岩泉「久しぶりだな」



及川「こんなにも早く会えるなんて嬉しい!
さっきから探しまくってたんだからねっ!」




暗殺者だと思ってビビっていたが、
暗殺者以上の強者に遭遇してしまう


及川さんは私を見つけると直ぐにギューッと
体を抱きしめてくる



『く、苦し…及川さん…!』


強く抱きしめられ苦しくバンバンと胸板を叩くと
プーっと口を膨らますが力を緩めてくれる



岩泉「2m倒したんだってな?さすがだ」



日向「ハイ!イイエ!」



岩泉「どっちだよ」



シンプルに青城のエースに褒められ緊張したのか
言葉に戸惑っている日向くん



及川「試合になるとこのチビちゃんホント厄介だから
今のうちにどっか埋めちゃう?
そしてAちゃんをどう攫おうかな…」




私を抱きしめたまま日向くんを食べるかのような顔で
そう言う及川さん

暗殺者より怖い……





日向「しっ失礼しますっ!!!!」



『ひ、日向くん…!?』



日向くんはビックリして私の手をバッと掴み
及川さんから引き外し、全力で逃げる



日向「アガっっ」



走ってすぐドンッと誰かにぶつかる




『ごめんなさいっ大丈夫です…………か…。』





謝り顔を上げるとそこには…………




日向(ぎゃあああああ!)





大エース、牛島若利





牛島「…ヒナタショウヨウ」





ジトッと上から見下げられる目線は圧力があり
ふたりとも体が固まってしまう


日向くんは名前を知られているから
会ったことあるのかな



「ちょっとー俺のAちゃん苛めないでくんない?」





牛島「_____________と、及川・岩泉か」




動けないでいた私の肩を寄せ牛島さんから離らかせる

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作者名:りりらら | 作成日時:2020年7月13日 3時

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