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ーエピソード 8 月島くんと山口くんー
後ろを振り返ると、いかにも上っ面な笑顔を
浮かべた金髪の彼
「ねえ、なまえは？」
『は、、？』
威圧的な笑顔をまだ浮かべている
いきなり何かと思えば名前を聞かれとりあえず言う
『AA…です…』
「え？なに？ポンコツ馬鹿？すっごい名前だね」
素直に名前を言ったのに彼から返ってきた言葉にまた
目を見開きいらいらする
すっごい性格悪そうにコチラを見る
『AA！！』
「いいよいいよそんなに大きな声で
ポンコツ馬鹿なんて名前叫ばなくて、
余程気に入ってるんだねー」
「ちょ、ツッキーやり過ぎだよ…」
「うるさい山口」
とまた煽ってくる
私が何をした……！と思っていると
となりのそばかす君がフォローしてくれるかと思えば
うるさいといわれごめん…と静かになる
なんなの！！男の子ならもっと女の子守るでしょ！
と思いながらもイライラボルテージがMAX
中学の頃に英とか金田一からバカにされることはあったが、まさか初対面の男の子にされるとは…
『〜……！！！』
言葉にならない怒りにほっぺをプクッとさせ
れなの方を見る
後ろからﾌﾟｽーっと笑い声が聞こえるが
れな「はいはい、悔しいねー
でもそうやってすぐ怒るから
バカにされるんだよ、Aは」
ヨシヨシと頭を撫でくれると
れな「こういう時はね……
それで、そこの君は？名前」
とれなはニヤニヤしながら体を後ろに向け脚を組む
山口「ひいっ…！山口忠です！！！」
れな「あんたじゃないわよ、、、そっち！」
山口「すみません…っ！！ツッキーです！！」
れな「もう…あんたは黙ってて…」
れなの気迫に押された山口くんが何故か名乗る
金髪の彼もれなの飛び入り参加に一瞬驚くが
余裕そうな表情で
「月島蛍でーす」
と呟きこれ以上なにも言われないように
ヘッドホンをする
れな「ちょっと！」
するとれなはまた話しかけようとするが
先生「おーい、高峯れなさんー！
入学式の生徒代表作文の件で話があるから
きてくれー！あとそろそろ全員体育館集合しろー」
れな「あーもう！ごめんAちょっといってくる！」
先生にタイミング悪く呼び出されてしまい
行ってしまう
山口くんもちょうどれなの気迫より緊張したのか
トイレに走って行ってしまった
そしてみんなゾロゾロと体育館へ移動し始め
教室には月島くん2人になってしまった
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作者名：りりらら x他3人 | 作成日時：2020年6月11日 15時
