エピソードオブユー《ハイキュー》 (ページ49)

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ーエピソード48 再開ー

in 私立青葉城西高校

やっと、駐車場に着き、バスから降りる
トランクから荷物を取り出し終わると

日向｢すみません田中さんすみません｣

田中｢いいっつってんだろうが！そんな事より
おめーは大丈夫なのかよ！？｣

日向｢ハイ…途中休んだし、バス降りたら大丈夫です｣

そういう日向くんはまだ元気がなさそうに見える
わりと重たい荷物を肩に掛けて日向くんの近くへ行く

『日向くん試合の時も体調悪くなったらいってね？
たくさん薬もってるし、すぐ治るようにして
あげるから！』

日向｢ありがとうA…もう大丈夫だと思うケド｣

私は荷物を見せるように笑いかけると日向くんの
薄笑いが帰ってくる、まだ無理してるんだろうな…

その後日向くんはトイレに行くといって
1人で行ってしまった

体育館へ向かうため、歩いていると

影山｢貸せ｣

肩がふわりと軽くなり、何かと思えば
影山くんが荷物を持ってくれていた

『大丈夫だよ！これくらい何ともない！』

といい、ガッツポーズをするが

影山｢この細腕に任せてたら、いつか折れるぞ
いいから貸せ｣

私の腕をぐっと下向きにし、荷物を完全に取り
影山くん自身の肩に掛け、歩き出す

ここは甘えとこうと思い、ありがとうといい、隣を
歩くと、一瞬こっちを見て、おうっと短く返す

そうして歩いていると
近くの校舎の影から声が聞こえてくる

｢烏野つったら、マネが美人てことくらいしか
覚えてないし｣

｢マジっすか！？｣

｢そーなのよ！ちょっとえろい感じでさ～
あ、あとそう言や、ガらの悪い奴いたな～
ボーズで目付き悪くて、アッタマ悪そうな顔した…｣

それって田中先輩だっ…とその場の全員が思うと

ヌーーンッという声とともに田中先輩が
陰から顔を出す

その後に続いて角を曲がると

田中｢烏野をあんまナメてっと…食い散らかすぞ。｣

後ろからでも伝わる迫力に田中先輩は
マジなんだと感じる。

そして、そこには誰がいるのかなと、覗いてみると

『き、金田一！！！？』

｢……………っA！！！？｣

見たことあるとんがったシルエットの髪型
完全に金田一だ。こんな早々から会えるとは

私は嬉しくなり、金田一の方に駆け寄りる

『久しぶりっっ！相変わらずツンツンヘアいいねっ』

金田一｢久しぶり…っじゃねえよ！
お前こっち来るとはいってなかったけど、まさか
烏野にいるとは…！｣