エピソードオブユー《ハイキュー》 (ページ26)

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ーエピソード25

月島 side.*･ﾟ

放課後、ボールの音がする体育館へ山口と向かい
重い扉をガラガラと開ける

「失礼します。」

と挨拶をすると、部長らしき人がこっちを見る

澤村「おお、来たか！今度入部する1年達だ」

というと周りにいた人達も僕達を見る
思った割に人数少ないと思いながら
部長の説明を聞いている

「「よろしくお願いしまーす」」

今日は軽い挨拶だけ済ますと土曜日から
部活という事で帰ることになる
たかが部活そんなに入りたくもなかった。

外に出て正門へと向かっていると、バレをしている
2人が目に入り、近づく

あぁ、アイツが王様かぁ。

小さいやつのボールをヒョイッと取り上げ
煽る、次いでに王様も…

『月島くん？山口くん？』

男の集団の中に1人だけ高い声が聞こえた
やっぱりあの話本当だったんだ
先日のこいつらの話を思い出す

そしてこいつにも言ってやった。本当のことを

すると、直ぐに王様はこいつを庇い1歩前に出て
僕の胸ぐらを掴んでくる。が、なにも反論しずに
歩き去っていった

月島「そうそう。こうやって男に庇って貰って
か弱い女子演じてるんデショ。しかも王様に庇って貰えるなんて羨ましいねェ～。」

山口「ツッキー…」

女に関わっていい事なんて1度もなかった
だから目の前のこいつもどうせは同じ
本当イライラする、この純粋そうな目も、声も

『ちょっと待ってよ！なんなのさっきから
黙って聞いてたら、、人のこと見下して、本当に
可哀想に思えてくる、、！絶対に勝って、
あんたなんかボコボコにしてやるんだから！
後、そんな君達より、日向くん、影山くんの方が
何千倍カッコイイんだから！！！！』

一気に大きな声を出しキッとこっちを睨み
怒ってくる

日向「Aさん……っ」

自分自身が戦うわけでもないのにボコボコにするって…本当と感情だけに身を任せる馬鹿

「そんなキバんないでさ、明るく楽しく程々に
やろうよ、たかが部活なんだから
そしてお姫様は王様の言う通りに動いて
せいぜい頑張って、じゃ、また明日ね」

頭ではイライラしているけどそれは顔に出さず笑顔を
作る、そしてコイツらに背を向け早足で帰る

山口「…ま、待ってツッキー！
どうかしたの？？」

「…イライラすんだよ無駄にアツいやつって
“王様”も、さっきのチビも、媚び売り女も｣

山口には苛立ちを隠せず言うと
様子を伺うように後ろをついて歩いてる

まぁ、王様のトスが見れるなら
少し楽しみにしといてあげる