エピソードオブユー《ハイキュー》 (ページ17)

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ーエピソード16 チームー

your side.*･ﾟ

30分程経つと澤村さんが戻ってきた

ドアの前で大人しく待っていると澤村さんは
行こうかといつもと同じ笑顔でいってくれる

あ…これはもう記憶抹消したんだな……
と思いながらも口に出さず、おずおずと中へ入る

田中「うおおおー！！昨日の！！」

よく来たなー！と昨日とは打って変わって態度が違う田中さんに驚くと

菅原「Aちゃん来てくれたんだ！
ごめんね、こいつ初対面だとあんなんだけど、
次会うと慣れてこんな感じで普通に喋りかけてくる
不思議な奴なんだよー」

とケラケラと笑う菅原さんを見るとやっぱり安心する

そしてなんといっても目を輝かせてみてくる

日向「え！昨日の！バレー部！マネやんの？！」

と嬉しそうに私に詰め寄ってくる

『まだ見学だよ、、、！』

とだけ言うと菅原さんは近いといって日向くんの
首根っこを掴む。それを見て
アハハと笑っていると影山くんと目が合う

『やっぱり影山くんも烏野だったんだね！
昨日入学式の時見かけてびっくりしちゃった！』

無表情の影山くんに話しかけると驚いたかのように

影山「俺も驚いた。国見達と同じ
青城じゃなかったのか。」

『迷ったんだよねーだけど家近いし！』

と他愛もない話をしていると
澤村さんはさっきのズラのことを話す。

何も見なかった事にと……。

そしてその後も日向くんと影山くんの言い合いを
止めながらもバレー部の目標について語っていた

澤村「もう一度あそこへ行く。」

澤村の強い意志と共に外のカラスが
バサっと飛び去った

そしてその為にはチームワークが必要であり
それがない人間は部には必要では無いとし

日向くんと影山くんがお互いにチームであることを認めるまで、部には参加させないと、体育館から
追い出した。

外からは

「「入れてくださいいい！！」」

「「なかよくしますからぁぁぁぁ～～」」

等という日向くんの嘆き声が聞こえた

菅原「いいのかよ大地。貴重な部員だろ…
ていうか〝チーム〟って徐々になっていくもんだろ」

見るからに少ない部員数
確かに心配だが、澤村さんが求める人物とは違うのか
と思う

それでも外からは絶えず影山くんと日向くんが
バンバンと扉を叩き
ましてや中学で協調性の欠片もなかった影山くんが
協力するから中に入れてくれと頼んでいる