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ーエピソード13 歳上のお兄さんー


your side.*・゚



隣でキッパリと断るれなに対し私ときたら
大量のチラシを手にアタフタとしている。

「「ダンス部ー!!入りませんかー?」」


れな「きたきたきたー!!」


丁度その時向こう側でダンス部の勧誘が来ていたため
れなはそちらへ無理やり走っていってしまった。


取り残された私、周りにはまだまだ人が囲っていた
どうしようかと涙を浮かべていると




パシッ


『え…?』


手をいきなり誰かに握られる
手に持っていたチラシが全部空中に振りまかれる
すると勢いよく走っていく
それに引きずられるように私も走った


後ろでは待ってよー!や、汚ねーぞ!澤村ー!
などの声が聞こえる




引っ張るように走る学ランを着た大きな背中


誰だろうと思いながらも一生懸命ついて行く
静かな階段の踊り場に着くとゆっくりと走る速度を
緩め、お互いに息切れを治す



『ハァハァ…あの…すみません…ありが…』



お礼を言うために顔を上げると




『え?!澤村さん!!』



澤村「よっ」



そこには近所に住んでいる、澤村さんが
中学3年の頃に引っ越してきて不安だったが
歳も近いという事で何かと話す機会もあった
あぁ、烏野に来てたんだ
驚きのあまり、なにも言葉が出ない



澤村「にしても、Aの周りはいつも騒がしいな」




ニッと笑う澤村さんに安心をし、涙をまた浮かべる



『さわ、むらしゃんん…っっ!』


知らない人だらけの烏野のに来てすぐ
周りには大きな上級生達に囲まれて不安だったため
安心出来る知り合いに出会い
抱きつくような形で学ランを掴んだ



澤村「おい、A大丈夫だからもう!
泣きやめ、な??」



澤村さんは驚きながらも頭を
優しくポンポンとしてくれた


すると急に後ろでバサバサと何かが落ちる音がした




「大地さん!大地さんが女の子に抱きつかれて!!
抜け駆けかーー!いやその子誰だー!!」



騒ぎ声が聞こえると思い後ろを振り向くと目が合う


『あ、あの…』



「大地さん…なんで大地さんなんだ……
しかもさっきのチョーキュートガールと濃厚接触
じゃないですか…
俺には女の子1人も紹介してくれないのに…」



ガビーンという音と共に坊主の男の人は膝を
地面につき、何か言っている



『あの…大丈夫ですか??』



急に倒れたかと思って私は駆け寄りしゃがみこみ
顔を見つめ、手を取る





「はうぁ!!!!!!」


という声と共にその人は倒れてしまった

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作者名:りりらら x他3人 | 作成日時:2020年6月11日 15時

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