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ーエピソード30 王様ー



you side.*・゚





「そオオォらァァァ!!!!」



ドガガッッ



笛の音が鳴り響くと同時に、田中先輩のスパイクが
凄まじい音を立てて打たれる




『うわ、すごい』



菅原「攻撃力凄いでしょ?」




清水先輩は審判で私は菅原さんや縁下先輩たちと
得点板の役割をしてる




田中「ジャァァァァ!!!シャー!!シャラァァー!」


強烈なスパイクを決め月島くんを吹っ飛ばして
絶好調の田中先輩は叫びながら、上の服を脱ぎ
手に持ち振り回している。



菅原「田中うるさい!」


縁下「喜びすぎー」


木下「いちいち脱ぐなー」


『筋肉ムキムキ凄いっ』


菅原「Aちゃんは見ちゃだーめ!」



『そんな子供じゃないですー!!』



順に田中先輩へのブーイングを行う
上半身の裸なら平気なのに菅原さんは私の目を
両手で囲い込みこれ以上見えなくする
でも確かに威力は本物だ。カッコイイ



その後もどんどんと試合が進んでいく

が、澤村さんのレシーブも、月島くんのブロックも
すごくて、日向くんのボールは何度もブロックに
止められてしまう



すると




月島「ほら、王様!そろそろ本気出した方が
いいんじゃない?」



日向「ム!なんなんだお前!昨日からつっかかりやがって!なんだ王様のトスって!!!」




また月島くんの影山くんに対する煽りが始まった



王様…



たぶん影山くんが1番分かっていて心にこべり着いている試合の出来事…




月島「君、コイツが何で“王様”って呼ばれるのか
知らないの?」



日向「こいつが何かすげー上手いから…
他の学校の奴がビビってそう呼んだとか?」




私も最初それを聞いた時影山くんは凄い子なんだと
思っていたけど英や、金田一の話を聞くと
なにかと1人で突っ走っていってしまうタイプの人
らしく、自分たちが“王様”とつけたという話しをしていたことを思い出す


月島くんは、ハハっと笑いながら、名前をつけたのは
北川第一のヤツららしいじゃん。と影山くんを射止めるような目付きで見る



月島「意味は________

自己チューの王様、横暴な独裁者」





影山くんは下を向いたまま黙っていた
その後ろ姿は、とても悔しそうで苦しそうだった


月島くんに言われなくても自分が1番分かっていて
最大の弱点を突きつけられる



田中「てめえ…さっきからうるっせえんだよ」



つらつらと過去のことを攻撃するかのように言う
月島くんに田中先輩が威嚇するも
澤村さんに止められてしまう

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作者名:りりらら x他3人 | 作成日時:2020年6月11日 15時

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