19 ページ19
・
……は??今こいつなんつった????
オツキアイ…?乙…気合い…??アクセントと言葉の切るところ間違ってない…?What's?
「…は???」
「おや、聞こえませんでしたか?? お付き合いさせて貰っている者 ですよ。彼氏彼女です」
そう言うと沖矢さん(赤井さん)は私の頬に触れるだけのキスをした。
ごめん、思考が追いつかない。……ん?????
「う、嘘だ…っ!だ、だって、2週間以上もこいつと会ってもないし、電話をしている素振りなんて…!!」
「あぁ、私はつい最近海外から戻ってきたんですよ。それも今夜…彼女にはサプライズで会うつもりでしたから」
そう言って沖矢さんは私の肩を抱いてこちらを見た。
……合わせろ、ってことかな…。とりあえず頷いとこ。
「…っ、そ、そんなぁ…!!」
その人はヘナヘナと地べたに座り込んだ。
そしてしばらくするとパトカーのサイレンが近付いてきた。多分沖矢さんが呼んでくれたのだろう…。
警察によると、その男は30代のサラリーマンで、出勤時に登校中の私を一目惚れだと言っているそうだ。あの手この手でアピールしたが、私は1個も気付かずに過ごしていたと言うのだ。
……なんかごめんなさい()
「さて、貴方はいつまでそこに座っているのですか?制服が汚れてしまいますよ??」
警察のサイレンで騒がしかった公園が静かになった時、沖矢さんは未だに座り込んでしまっている私に目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。
いやだって、ね………。
『えっと、こ、殺されそうになった時…腰を抜かしてしまって…』
「……まぁ、仕方ありませんよ」
あれ、なんかデジャヴ…。つい最近もこんなこと合ったような…。
あれ〜〜〜どこだっけ〜……と、あまり思い出したくない事件を思い出そうと1人唸っていると、突然体が宙に浮いた感覚がした。
…あれ、私鳥にでもなったの???←
という冗談は置いといて…。
『っえ、ぅえええ?!!?!え、え、え、ちょちょちょ!!な、なにを…っ!』
「腰が抜けたのでしょう?そこのベンチまで運ぼうと思ったんです」
ファァァァァァァ????!!?!まままままさかの姫抱きかよおおおお!!!というかこれ沖矢さん(赤井さん)ファンに殺される…やばい……。
『おおおお下ろしてください!!(ファンに殺される!!!)』
「今君を下ろすと、怪我をしてしまいますよ」
アッそれだけは嫌だ…腰をやらかすな、この状態だと…
・
277人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハツミ(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!! (2021年5月27日 10時) (レス) id: 0fe5fcc008 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - わー!合格おめでとうございます! (2021年4月17日 10時) (レス) id: a5001f70e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハツミ(プロフ) - 白豹さん» ありがとうございますww少しでも笑って頂けて嬉しいです!楽しく読めるような小説を届けられるよう更新頑張りたいと思います! (2020年5月2日 12時) (レス) id: 31d43041c5 (このIDを非表示/違反報告)
白豹 - カラカラ聞こえるねぇがツボ過ぎてます() 更新頑張ってください! (2020年5月1日 14時) (レス) id: ff9c95b7e7 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (2020年4月30日 23時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハツミ | 作成日時:2019年5月28日 1時