【名探偵コナン】にわかが転生トリップしたそうです

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『ｳﾞｯ…ぐす、うぅっ……っ、』

「ねえ、いつまで泣いてんの…？」

『うっ…だ、だってぇ……』



映画を見た帰り道、号泣しているのは私で、呆れて横目で見ているのが友達。



『ふぃすと、、めちゃんこ良かった……尊い…』

「それな。誰も居なかったら私泣いてたわ」

『キッド様ぁ……しゅき…。京極さんの絆創膏ずっと貼ってる理由が可愛くて萌え死んだ』

「コナンきゅんの嫉妬してるお顔がよろしかった…かわゆい…蘭コナぁ……」

『あとさ、リシくん私の性癖どストライクだったんだが。あと声イケボ過ぎ、やばす』


そう、さっき見てきた映画とはあの 見た目は子供、頭脳は大人 な映画に行ってきたのだ。

あのもう最高だった！！！！語彙力無くす！！


『私今日からアニコナ見るわ…全部。んでコナクラになる…！！』

「毎日徹夜かな？乙〜www」

『が、頑張る………せめて赤井さん出てくるところまで…いや、安室さん…まで……くっ！！』

「あ、んじゃあ私ここで」

『はいよー。じゃあまた明日〜』


なんか友達のスルースキル発動してなかった？？？
……まあいいや。

友達とは方向は同じだけど、すぐに道が分かれる所で別れる。もっと話したかったなぁ……コナン映画…。


暗い夜道、蛍光灯がぽつぽつとある中1つ前の蛍光灯がジジッ…と切れかかった音がした。周りに人影はなく、とても不気味だ。気分を明るくしようとTwitterを開いて素敵な絵師様が描かれた推しの絵を見て気分が上がった。いや、興奮した()

すると誰かのリツイートで回ってきたある記事を見た。そこには「連続通り魔事件 暗い夜道に後ろから…」と大きい見出しがあった。

そういえばこのニュース今朝もやってたな…まだ捕まってないみたいだし…。夜道に後ろからグサリ か…あっなんか悪寒が…。

この通り魔が刺した場所はここから遠くはないけれど近くもない。駅で3駅くらいの距離だ、頑張ればこっちに行けなくはない。もしここ辺りに来たら…と想像すると寒気がして鳥肌が立つ。こっちに来るなと思いつつTL警備をする。

あ、推しのイラストが……ｳｯ…可愛い…可愛いの暴力…推しから殺られそ(((ｺﾂﾝ

ふと、10m弱後ろから私ではない足音がした。そして先程の記事の事件の通り魔を思い出す。それに、次第に足音がどんどん私の方に近付いてくる。

嫌だ……殺されたくない…！早く逃げなきゃ…。

そう本能的に察知した私は足早に歩いた。でも相手も私に合わせて近付いてくる。

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