泣く子も笑う ページ33
帰ってこれるか、なんてメッセージを送った数分後には、死ぬほど後悔していた。
いやいや。流石にないでしょ。
別に、何か嫌なことがあったってわけでも、最近会えてないわけでもない。
ただ、
『♪ 確かなものがここにあるから 羽ばたいていけるんだ』
今日発売したライブDVDを観てたら寂しくなっただけなんだ。
「やっぱ、アイドルなんだなぁ。ライブの時が1番輝いてる」
この間番組でダンス対決していたけど、ダンスに全力を注いだFhizzは、まるで彫刻の様な揺るぎないクールさだけがあって、人間じゃなかった。
でも、ステージの上の2人は、活き活きと輝いている。
2人しかステージに立ってないのに、ステージが小さく思える。
…そうだ。Fhizzは2人組。たった2人で、泣く子も笑う国民的アイドルになったのだ。……凄すぎる。
「……やっぱAに頼んでチケット用意してもらえば良かったかも…」
これだけは落選したんだよね。折角予定合ったと思ったのに。
「…ダメだ、会いたくなる…。…今日は甘えて＿＿」
「っふ、ふふ」
「＿＿＿＿へっ！？！？！！ A！？？！」
「あ、やべ、ふっ、あははっ。お前、独り言カワイーな。
俺の帰り、そんな…ふふっ、ぐっ…ははっ！」
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ちよひめ(プロフ) - 需要あります！次の作品も待ってます。本当におもしろかったです。 (2022年8月22日 10時) (
レス) @page50 id: 7bd8410718 (このIDを非表示/違反報告)
ルム - 最高です 神作品です何回も読んでしまいます！！！更新じゃんじゃんしてください！！！神作品でもう出会えて嬉しすぎます！更新待ってます！！！ (2022年5月30日 15時) (レス) @page35 id: cfcfb7c0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楽流 | 作成日時：2021年12月24日 9時
