もう1人の侍【JW】～デビューまでの道～ (ページ6)

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神山side

やる気のないあいつのことを見ていたらイライラしてきた

神山「やる気ないんやったら出てけ」

俺は気持ちを落ち着かせる為にドアを出て近くの自動販売機の前に行った。

重岡「神ちゃん、あれは言い過ぎやろ。まだ来たばっかりなんやから」

神山「ここはそんなに甘くないねん」

桐山「でも、大翔。なんか変わったみたいやで」

重岡・神山「いつからおったん？」

桐山「ちょっと前からねｗ」

照史くんにそういわれてドアの隙間から中を覗いて見ると、そこには真剣に練習をして
いる姿があった。

桐山「モンチに言われてなにか変わったちゃうんか？」ガチャ！

中間「なに覗いてるん？はよ歌の練習すんで？」

中に入って歌を練習しながら見ていたけど、懸命にやっている姿はかっこよかった
すると、数分後・・・

振付師「皆合わせるよ」

俺は自分の立ち位置に立った。目の前にあいつの姿があり、集中しているのか
怒った時より違くみえた

中田「あれ？濱ちゃんは？」

振付師「濱ちゃん？はーまーちゃん。濱田！！！」

濱田「はい！遅れました！」

藤井「なにやっててんｗ」

濱田「オカンと電話してたｗ」

桐山「お騒がせやなｗ。もうやるで笑」

小瀧「ねぇ。もう覚えたの？」

A「たぶんですけど…」

振付師「音楽流すよ～よーいスタート！」

♪～

えっ？こんな短時間にすべて覚えてる？！
俺達でも、1時間以上かかったのに・・

振付師「神ちゃん！ワンテンポ。ズレてる！」

神山「すみません」

初めてでなんでこんなにおどれるんやろう？俺やって無理やのにｗ

振付師「神ちゃん、大翔ここで交差しながらバク転！」

俺は、あいつのバク転を目の前に見て緊張がはしった
何もかもが完璧で、綺麗だった

♪～

振付師「最後は決めて！！」

藤井「凄いやん！大翔やっけ？ｗ」

重岡「30分でこんなに覚えるの凄いなぁ♪」

小瀧「神ちゃんとのバク転も凄かったで」

藤井「その記憶力ほしい。ダンスやってたからそんなにあるん？｣

濱田「ダンス流星もやってたやんけｗ」

藤井「そうやったｗ」

桐山「神ちゃんどうやった？」

手本にしたいくらい凄かった。やけど、負けず嫌いな俺はそんなことは言えず…

神山「それが本番で出来たらええな」

そういって、その場から離れてしまった。