＃４９ ページ49
Aside
明日には、みんなには会えなくなるんや…
プルルル……
A「もしもし？」
石川「久しぶり♪元気？」
A「無理かもしれへん…泣」
石川「お前、もしかして…」
A「かなちゃんにバレた…妹だって」
石川「…」
A「明日、皆に本当の事伝えようと思ってん」
石川「ホンマにそれでええのか？」
A「えっ？」
石川「大翔としてやなく、Aとしてはどうなんやって聞いてんねん」
石川「Aがやりたいんやったら俺はフォローするからな。これからも…」
A「ありがとうございます(泣)」
その後も石川さんと一緒に話しなからいつの間にか寝てしまった…
A「うぅん…」
起きると、机で携帯を持ちながら寝てしまっていた
そして、鏡を見ると目が凄く腫れていた
A「泣いてたのか…わたし…」
A「てか、今何時？」
時計を見ると、深夜2時だった
目が腫れていた為、リビングに顔を洗いにいった
A「あぁー。目の腫れが治らない…」
洗面台で顔を洗っていると…
？「大翔？」
声ですぐに分かった。神ちゃんの声だった。
でも、顔を合わせられる事が出来なかった
A「神ちゃん起きてたんや」
神山「まぁ、明日の仕事のアンケートがあったんや」
A「そう。じゃあ、寝るね…」
顔を合わせずに神ちゃんの隣を通ろうとしたら
神山「なぁ、前のことやけど…」
神山「やっぱり、辞めるのか…？」
『辞めるのか』って…。
神ちゃんは、私の事を見透かしている様な感じがした
A「……(泣)」
神山「落ち着くまで、リビングで話聞くで？」
神ちゃんと一緒にリビングのソファーに座った
相談したいけど相談できない
沈黙の時間が流れていった…
神山「せや。大翔。ええの見せてやるわ」
神ちゃんが見せてくれたのは、�陲舛磴鵑半隼砲�んが女装している雑誌の一面だった。
A「うわっ、何このブサイクな女子w」
神山「せやろ？笑。お気に入りでずっと保存してあんねんww」
A「そうなんや」
他にも大智くんや神ちゃんが女装している姿も見た
面白すぎて悩んでいた事を忘れていた
神山「この仕事はこうやってファンの皆を笑わせる事ができる。せやから、辞められへんよなぁw」
神ちゃんがアイドルをやめない理由ってそういう事なんや
初めて知った…
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作者名：ちぃ | 作成日時：2017年7月13日 16時
