転生した先は孤児で神主に拾われた (ページ31)

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三十話目『中学に進学』ページ31

暴行事件があってから数年が経ち、中学生となった。
小学生を最初からやるとしても、びっくりするぐらい何もなかったがエンデヴァーが言っていた通り会えなくなるように施したらしい。
その証拠に一緒に同じ中学に行くはずが、別々の中学校に進学したことだ。
だが焦凍と会える時間は少なくなってしまったが、今も元気で神社によく下校時に顔を出しに来る。
ただ同じクラスとなった人達が

「早くどけ！！モブ共！」

「か、かっちゃん失礼だよ！」

「うっせぇ！！黙ってろデク！」

少し煩い、所構わず個性を使う爆豪勝己とそれを止めようとするが凄まれて縮こまってしまう緑谷出久。
一人はいいがもう一人は、取り巻きらしき二人組みもいてクラスでは問題児扱い。
それでもヒーローを志す者らしい、個性は爆破で強いしなれそうにはなれそうなのだが。

「かっちゃんが、ご、ごごごごめんね、それじゃっ」

「あ、ちょっ」

緑谷さんはこうやって律儀に謝りに来てくれるし、いい子なのだけれど。
いつも話すときは目を合わせてくれないし今みたいに直ぐに話を終わらせてどこかへ行ってしまう、嫌われているのかと思ったが顔を赤らめているし嫌そうでもない。
女性に慣れていないのか、でもそれでは将来社会でやっていけない。
そう危惧した私は積極的に話しかけることにした。