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序章 ページ1
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私は死んだ覚えがない、ただいつも通りベットに入り寝ただけだ。
それなのに意識が戻れば、なぜか開かない目に頭の中で響く煩い赤子の泣き声。
誰かに優しく抱き上げられている感触、上から降りかかる優しげな女の人の声。
心地よい暖かい風に、少し麻酔っぽい匂いが私と私を抱き上げる人を包む。
「やっと会えたね」
それはとても幸福な瞬間であった。
大好きなあの人の娘が生まれ、それを自分が抱き上げる。
目尻に涙を浮かべ嗚咽交じりに呟く顔は、もう優しい母の顔であった。
『初めまして、新しいお母さん』
いつの間にか私は心の中でそう呟いていた。
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楽凛(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年7月29日 1時) (
レス) id: 7341f30487 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 続き楽しみにしてます！ (2019年7月28日 23時) (レス) id: 3d51fd0542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楽凛 | 作成日時：2019年7月28日 20時
