白い彼女と闇の僕ら2

第32話『終わりの始まり』 ページ17

ーAsideー

皆さんを救えて...笑顔が戻ってきた
そんな中に私は...化け物は居てもいいのだろうか

気がつけば手首には無数の傷が増えていた
私は勇気がない...それでも
良くも悪くも私は皆さんから勇気を貰えた...

A「勇気をこんな使い方して...ごめんなさい」

確かに幸せだった...しかし
私には眩しすぎたんだ
この生活を受け入れてしまったら

戻った時に辛くなってしまう
孤独に...耐えられなくなってしまう

まふくん、そらるさん、うらたさん、坂田さん、天月くん
96猫さん、コゲ犬さん、伊東歌詞太郎さん

そして...私を見つけてくれたVIP店長

A「ありがとう...さようなら」

私はそう呟きながらも自らの腹にナイフを突き立てた
その瞬間...私の視界は暗闇に落ちていった

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ーまふまふsideー

僕らは幸せになった天月くんも前みたいな笑顔が戻ってきて
あとは、Aを救ってハッピーエンド

...な筈だったんだ


なのに...おかしいな...なんで
Aは倒れてるの？

なんで...僕の手は真っ赤なの...？

僕は...ナニヲ...ミテルノ？

慌ててる皆、何かを叫んでる...

そらる「まふまふ！！救急車！！」

天月「...なんで...消えないでよ！」

うらた「A！！！」

皆が...歪んでく...

あぁ...苦しい...息が...出来ない

ごめんね...A苦しかったよね...ごめんね

まふまふ「...ごめんなさい」

僕は、、泥沼にハマってしまったようだった。

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