白い彼女と闇の僕ら2

第30話『由美と僕』 ページ15

ー天月sideー

そもそも、僕と由美の出会いは高校の時だった。
僕が由美に一目惚れして告白したのが始まり

由美「翔太！ずっと一緒に居ようね」

僕と由美は、すっごくラブラブで
学校でも噂のカップルだった。
...それがいけなかった。

由美は、日に日にやつれていって
僕といる時間が減っていっていた。

天月「由美...どうしたの？？」

由美「...なんでもないよ」

今、思えば虐められてたんだと思う
なんで...気づけなかったんだろう...

僕が気づけたのは、由美が屋上から飛び降りる
瞬間だった。

由美「全部...翔太のせい！」

天月「...ぇ」

それが、最後の言葉だった...
由美は18の若さで亡くなったんだ...

その日から僕は誓った

天月「次は...幸せにしてアゲルネ」

由美に似てる人形に囁く
彼は...日に日に虚ろになって行った

そして、由美が好きだった歌い手になった
彼は逃げ出せない沼にハマっていたのだ

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