【約ネバ】人を殺して死ねよとて

17 ページ18

発信機の場所を突き止めた次の日の昼


私はレイと図書室で話し合っていた。



レイ ｢耳の後ろか…。
場所も大きさもわかったわけだ。

今のところ順調に進んでるな｣

『そうだね。
このまま早めに逃げ出してもいいかもしれない。』


レイ ｢逃げ出したあとの話なんだが
食料なんかは俺が何とかできるけど

警備の鬼やママからどう逃げる？｣


『そこはなんとかなる気がするから

私に任せてくれないかな！』


レイ ｢だめだ｣



『？？？

今なんて？だめ？なんで！』


許可をもらえるとばかり思ってたから

一瞬理解が追いつかなかった


レイ ｢お前の考えは信用出来ない。
すぐ無茶するし何し出すかわかんねぇからな｣



私そんな風に思われてたんか



何言っても論破される未来しか見えんなこれは


『じゃあその辺はレイに任せるよ』


レイ ｢珍しくぐずらないんだな。｣



驚きながらこっちを見てくるレイ


『なに言っても許す気無かったくせに…』


そう言って目の前の彼を睨みつけると
彼は笑いながらそうだなと言い返した。



私の方が年上なのになんかやるせない

18→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す