束縛王子の扱い方～赤色main～ (ページ9)

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それから数日たっても私のいじめが止むことは無かった。

ニノは心配して私の方に来ようとしてくれるけど、相葉さんが必死に止めている。

そんな時相葉さんが私を屋上に呼び出した。

嫌な予感しかしないから行かない方がいい。

……でも、行かなかったらいじめはもっと酷くなる。

どうするべきなのか。

よし、行こう。

行って酷いことを言われたらその時はその時なんだ。

そうして屋上に行ったら

相葉さんと翔が居た。

『何で翔がいるの？』

翔『居ちゃ……悪い？？』

『……相葉さん、用件は？』

翔のことは無視をして、相葉さんに用件を聞いた。

雅『ねぇ、もうニノと話さないで！』

相葉さんは、叫んできた。

『……。』

雅『もう、俺からニノを取らないで！』

『……あんたが私にいじめるから悪いんだろ？』

雅『うるさい！！』

雅『最近俺が隣にいても笑ってくれなくなった。Aの事をずっと気にするようになった。この数日間ずっと……。』

『それは、私の事を心配してくれてるからでしょう？』

雅『俺からニノを奪わないで！俺には、ニノしか……。』

『ニノしかいない……か。』

そういうのが本当に……

『少し酷いことを言うようだけどね、貴方達2人とも人に執着し過ぎなんじゃ無いの？』

翔『そうだね。執着は、してるね。』

『あんた達のそういう所が私大っ嫌いなの。二度と話しかけないで！』

翔『知ってる？執着をした男は何をするか分かんないんだよ？』

翔が首を締めてきた。

翔『俺ね、お前が俺のモノにどうしてもなりたくないんだったら、お前の事殺しちゃうかも。』

『何でこんな事……』

昔は翔もここまで異常じゃ無かった。何で……

翔『だって、自分のモノにならないくらいならこの世にない方がいいんだもん。』

でも、首を絞めていた翔が涙を流していたのを私は気づいてしまった。