束縛王子の扱い方～赤色main～ (ページ8)

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教室に戻ったら私の席が無かった。

始まった……。

松本さんと相葉さんはこっちを見て笑っていた。

大野さんは相変わらず松本さんの隣に引っ付いていた。

ニノは私の方を見て、大丈夫？と心配そうな目でみてきた。

そんなニノを見て相葉さんは、

雅『ニノ？何でそっちにいるの？』

と聞いていた。

ニノの方を見たら、

和『相葉さん。僕、彼女と友達になったんです。』

と言ってくれた。

でも、その事を言った途端相葉さんが少し笑顔を崩した気がした。

雅『ねぇ、ニノ。何で……？』

相葉さんが泣きそうな顔をして見てきた。

和『……そんなに悪い人じゃないと思うから……。』

雅『だめ！ニノはこっち。』

と言って相葉さんは、にのを引っ張っていった。

しょうがないから、一人で机を持ってこようと空き部屋に行ったら、翔がいた。

見ないふりして出ていこうとしたら、

翔『何見ないふりしてんの？』

『翔……。』

翔『ねぇ、お前さ相葉くんからニノを取る気？』

『そんなことない。』

翔『ふーん。そんなことないねぇ。まぁいいか。机取りに来たの？』

『うん。』

翔がどんどんこっちに近づいてくる。

翔『……A？』

壁際に私をおいつめた。

『ねぇ、翔。』

翔『怯えた顔も大好き。』

『何してるの？』

翔『でもね、他のやつと話をしてる時のAは、キライ。』

『翔……！』

翔が凄く顔を近づけてる。

『何してるの？ねぇ、翔？』

翔『何するんだろうね。』

通って首筋にチクッと痛みが走った。

そして、翔は満足そうな顔をして、部屋から出ていった。

……何だったんだろ……。