束縛王子の扱い方～赤色main～ (ページ20)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:33,032 hit

20 ページ20

翔はこっちに迫ってきた。

翔『なんでいれてるの？？』

『何でって……。』

翔『誰が入れていいって言った？？』

『……。』

翔『ダメじゃん。A。』

髪を引っ張られた。

そして、翔は私に

……平手打ちした。

『痛いっ！！！』

翔『ハハッ。その顔っ最高！！』

『翔……？』

翔『何か、俺にしか見せない顔って感じでさ。』

私は、壁の方に追い込まれた。

翔『もう、さ。耐えられないんだ。』

翔『お前さ、嘘吐きだからさ。ちゃんと、躾てあげないと』

翔の顔が近付いてくる。

でも、私は……

私は翔を思いっきりビンタした。

翔『痛いな。何すんだよ。』

痛がってる好きに……。

足を思いっきり踏んだ。

『……ごめん。』

そして、外に出ようとした。

だけど……開かない。

『何で？？何で、開かないの？？』

ガチャガチャしても開かない。

翔『それね、指紋式で俺とここに運んできてくれた潤と智の指紋しか入ってないんだよね。まっ、智と潤の指紋は後で消すけどね～。』

翔、怒ってる。

翔『痛いじゃん……。』

助けてっ！！！誰か。助けてっ！

そしたら、向こうから誰かが扉を開けた。

『大野さん……？松本さん……？』

そっか！！！まだ、指紋消してなかったんだ……。

でも、

『何でここにいるんですか？？』

そう。何でここにいるの？

翔『帰れっていっただろう！！』

潤『1人では勝てそうになかったから、出た振りして智に来てもらったんだ。』

翔『でてけ。』

智『嫌だよ。翔。君は異常だ。』

潤『翔の願いだと思って、ここまでしたけど、智に言われて目が覚めたんだ。』

智『翔。もうやめよ。』

翔『黙れ！お前は、俺とあいつらどっちを選ぶんだよ！！！』

智『翔！』

『……私、もう耐えられない！！！ごめん。翔。』

翔は私がその事を言った瞬間、固まった。

翔『う、そ。。。』

潤『逃げるぞ！！！』

松本さんが腕を引いてくれた。

大野さんは翔の様子を見てから、後に付いてきた。