束縛王子の扱い方～赤色main～ (ページ19)

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真っ白な部屋に閉じ込められて数日がたった。

未だに、外に出れる作を見つけ出していない。

足音が聞こえる……。

翔が帰ってくる。

部屋に入ってきた男の顔を見たら、

松本さんだった。

潤『山口さん……。ごめん。』

かなり眉毛を下げていらっしゃる。

まさか彼が謝罪をしてくるとは思わなかった。

謝ってくれてるから許すべきなんだろうけど……。

『謝るぐらいなら、逃がしてほしい。』

今の気持ちはそれが一番だ。

潤『いつか絶対逃がすから。』

松本さんとそんな話をしてたら、足音が聞こえた。

潤『まさか……』

『翔。』

潤『嘘だろ。』

『松本さん、ベッドの下に隠れて……。早く！！』

翔が部屋に入ってきた。

翔『いい子にしてた？』

『……うん。』

翔『よかった。』

翔が抱きついてきた。

翔『……あれ？』

『どうしたの？』

翔『Aの匂いとあと1人誰かの匂いがする。』

『何……言ってるの？』

翔『まさかさ、人いれたりしてないよね？？』

『そんなわけ……』

翔がいろんな所を探して後、ベッドの下……

翔『みぃーつけたっ！！！』

翔は笑顔を黒くして言った。

翔『ふーーん。いい子にしてなかったんだ。』

『違うの！これはね、翔。』

翔『言い訳はやめて。』

潤『……。』

翔『松潤は、早く帰って！』

潤『翔くん、もう止めないか？』

翔『何言ってるの？』

潤『Aは、苦しんでる。こんな所にいさせるだけいさせても気持ちは戻ってこない。分かるだろ？』

翔『何言ってるの？Aが苦しんでようが苦しんでいなくても、どっちでもいいんだよ。』

潤『はっ……？』

翔『この子は俺の物だ。だから、俺の好きにしていいだろ？』

潤『……。』

翔『分かったらさ、帰ってよ。じゃないと、』

翔はナイフを持っていた。

翔『Aの事、殺しちゃうよ？』

私の首筋にナイフを当てた。

血が出る……。

潤『……分かった。』

翔『あっ、後わかってるとは思うけど、この事、誰かに言ったらAを殺すからね。』

潤『……分かった。分かったから殺すなよ！』

松本さんは居なくなった。

その直後に翔は私に歪んだ笑みを浮かべた……。