検索窓
今日:16 hit、昨日:22 hit、合計:102,134 hit

9 ページ10

Aside


次の日、ツバメが新生徒会長として改めて所信表明をする日。油森くんがには必ず来てもらわないといけないから、私もツバメも必ず来てとメールを入れた。


そして、夜が明け朝になった。


「いよいよだね。」


ツ「あの人からもらったイヤホンとリュック。」


「行こう。学校に。」


ツ「うん。頑張ろうね。」


「学校を変えられるように。」


学校についたらプラチナの人たちが、油森くんにちょっかいを出してた。


「油森くん。こんな人達放って置こう?」


油「えっ?」


「講堂。行くよ。」


私達が講堂に行って、しばらくしたら人が集まってきた。


「じゃあ、私は行かないといけないところがあるから。」


所信表明まで、あと1分。イヤホンから雫井さんの声が聞こえた。


雫「その階段は、お前らが一歩を踏み出すための階段だ。その階段を踏み込め。」


「せーーーの。」


階段を上がった。


雫「リュックからお前らの武器を取り出せ!」


私達が同時にリュックから何かを取り出した。その何かは、


『メガホン。。。?』


ツ「私は、油森哲夫のことが大ッ嫌いだ!」


「ウザイし、キモイし、皆嫌ってるし」


ツ「私達だけが虐めてるわけじゃない。」


「私達は、見ているだけだから関係ない。」


ツ「そう言って、油森くんは退学まで追い込まれました。」


「何も身に覚えのない罪で、彼は自分の居場所を失いました。」


ツ「先生も誰も彼の言うことを信じてはくれませんでした。」


「本当は、先生は犯人を知っているのに!」


ツ「犯人は、この学校の絶対的な地位を持っている人だから。」


「誰もその人達には逆らえないから。」


写真を全校生徒に見せたら、プラチナがやじを飛ばした。


波「俺等が悪いって言うのかよ!」


ツ「違う!悪いのは貴方じゃない。悪いのは皆だ。」


「見て見ぬふりをした人も、油森くんに罪をきせた人もそれを黙認した先生も。そして、何も言えなかった私達も。」


ツ「だから、私達はこの腐った学校を変える!」


「こんな事が起きない学校に!」


ツ「みんなが笑える学校に!

これが生徒会長と」


「副生徒会長の」


『所信表明です。』


周りからはヤジが飛んできた。


夏「引っ込め特サ!」


ボールが私とツバメちゃんに当てられた。


南「ナイスシュート。」


私達は逃げながら階段を下りた。

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
197人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いずみ(プロフ) - 続きが気になって仕方ない! (2020年8月14日 20時) (レス) id: 3e3fbcb2af (このIDを非表示/違反報告)
りほ★ - 面白い!続きが気になる!!! (2018年10月16日 15時) (レス) id: ffd994ced7 (このIDを非表示/違反報告)
研磨 - 凄く面白かったです! (2018年5月9日 23時) (レス) id: 4e5fecf42b (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月10日 22時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぐっさん | 作成日時:2016年8月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。