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Aside
次の日、ツバメが新生徒会長として改めて所信表明をする日。油森くんがには必ず来てもらわないといけないから、私もツバメも必ず来てとメールを入れた。
そして、夜が明け朝になった。
「いよいよだね。」
ツ「あの人からもらったイヤホンとリュック。」
「行こう。学校に。」
ツ「うん。頑張ろうね。」
「学校を変えられるように。」
学校についたらプラチナの人たちが、油森くんにちょっかいを出してた。
「油森くん。こんな人達放って置こう?」
油「えっ?」
「講堂。行くよ。」
私達が講堂に行って、しばらくしたら人が集まってきた。
「じゃあ、私は行かないといけないところがあるから。」
所信表明まで、あと1分。イヤホンから雫井さんの声が聞こえた。
雫「その階段は、お前らが一歩を踏み出すための階段だ。その階段を踏み込め。」
「せーーーの。」
階段を上がった。
雫「リュックからお前らの武器を取り出せ!」
私達が同時にリュックから何かを取り出した。その何かは、
『メガホン。。。?』
ツ「私は、油森哲夫のことが大ッ嫌いだ!」
「ウザイし、キモイし、皆嫌ってるし」
ツ「私達だけが虐めてるわけじゃない。」
「私達は、見ているだけだから関係ない。」
ツ「そう言って、油森くんは退学まで追い込まれました。」
「何も身に覚えのない罪で、彼は自分の居場所を失いました。」
ツ「先生も誰も彼の言うことを信じてはくれませんでした。」
「本当は、先生は犯人を知っているのに!」
ツ「犯人は、この学校の絶対的な地位を持っている人だから。」
「誰もその人達には逆らえないから。」
写真を全校生徒に見せたら、プラチナがやじを飛ばした。
波「俺等が悪いって言うのかよ!」
ツ「違う!悪いのは貴方じゃない。悪いのは皆だ。」
「見て見ぬふりをした人も、油森くんに罪をきせた人もそれを黙認した先生も。そして、何も言えなかった私達も。」
ツ「だから、私達はこの腐った学校を変える!」
「こんな事が起きない学校に!」
ツ「みんなが笑える学校に!
これが生徒会長と」
「副生徒会長の」
『所信表明です。』
周りからはヤジが飛んできた。
夏「引っ込め特サ!」
ボールが私とツバメちゃんに当てられた。
南「ナイスシュート。」
私達は逃げながら階段を下りた。
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いずみ(プロフ) - 続きが気になって仕方ない! (2020年8月14日 20時) (レス) id: 3e3fbcb2af (このIDを非表示/違反報告)
りほ★ - 面白い!続きが気になる!!! (2018年10月16日 15時) (レス) id: ffd994ced7 (このIDを非表示/違反報告)
研磨 - 凄く面白かったです! (2018年5月9日 23時) (レス) id: 4e5fecf42b (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月10日 22時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぐっさん | 作成日時:2016年8月20日 22時