籠の中の副生徒会長 (ページ27)

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Aside

夏樹の準備が終わったみたいで帰るぞって言ってきた。

夏「今日も俺ん家に泊まれよ。」

そうです。最近ずっとお世話になってるからそろそろ家に帰ろうと思ったんだけど。。。

夏「今日は、親父も来るだろうから。」

私は夏樹のお父さんとも仲良くさせていただいてる。

「夏樹のお父さんには色々お世話になっているし。」

夏「お前がよければ、プラチナ枠に変えてもらえるようにっていつでも用意があるって言ってるぞ。」

「流石にそこまでお世話にはなれないよ。」

夏樹のお父さんは、何故か私を可愛がってくれていて、困った時に色々と助けていただいた。

そして、お金が無い私に資金的援助をして頂いたりもしている。

まぁ、それには理由があるんだけどね。。。

小三のころ、夏樹と私が遊んでたら、夏樹がトラックに轢かれかけたんだ。それを私が庇って全治1年の怪我を負ってから、夏樹のお父さんは私に感謝してくれて可愛がってくれている。

それだけ夏樹のことをすごく大事にしてると思う。まぁ、夏樹は、お父さんのこと嫌いみたいだけど。、。

夏「だけど家に帰る前に、行くぞ。」

「どこに？」

夏「南んち。」

「南ー！！！」

そして、南の家に着いてチャイムを鳴らしたら、

南「あら、Aと夏樹じゃない。」

ってきた。

「入っていい？」

南「いいわよ。」

「やっぱ南んちは広いね～。」

南「でも、1人で暮らすには少し広すぎるわ」

といって、笑った南は少し悲しそうだった。

夏「今日、親父が帰ってくるんだが、お前来るか？」

夏樹は、南の事を理解してるし大事にしてる。南も夏樹の事を理解してるし大事にしてる。

南「久しぶりに、夏樹のお父さんに会いたいわ。」

「じゃあ、今日はみんなでお泊まりだね！！」

南「お泊りって貴女。。。」

と言いながら笑っていた。

夏「んじゃ、行くぞ。」

私達は、昔からの唯一無二の友達だからそれだけ仲もいい。

私は実を言うとこの3人でいる時が1番大好きなんだ。