籠の中の副生徒会長

22 ページ23

Aside


放課後、目安箱を設置していると部活動の皆様方が、走り出してきた。


生｢あんた達何くだらないことしてるの。｣


生｢早く部活の予算決めなさいよ！｣


｢部活の。予算？｣


生｢俺達弱小部だって困るんだよ。｣


い｢この時期になると部活の予算を生徒会は考えないといけないんだけど。。。｣


｢分かりました。審議をして結果を報告しますので。｣


ツ｢今日の所は。。。｣


夏｢今決めろ！｣


娯楽室のドアが勢いよく開いた。


ツ｢いや、でもまだどの部にどれくらいの予算がいるとか分かんないし。。｣


夏｢じゃあ、予算を部活動の多い人気順にするってのは？｣


タ｢ナイスプラン。｣


波｢でも、人数が少ない弱小部の人達は？｣


タ｢まーた。部室なくなっちゃうね。｣


｢教室で着替えれば？それか、空いてる多目的室か。｣


夏｢ちゃーんと、着替える場所やんねーと可哀想じゃねーか。｣


｢んー。じゃあ、娯楽室は？娯楽室で着替えれば？｣


南｢そんなの絶対嫌よ。｣


｢んー。じゃあ、どうすんのよ。｣


夏｢だったら、ココ使えばいいんじゃね？｣


｢ここは生徒会室。占領する気！？！？｣


草｢そうだな。ここをみんなで占領するか！｣


｢困る。。。｣


草｢お前ら早く出ていけよ。｣


私達が押し出されたら夏樹がツバメちゃんと私のところまで来た。


夏｢お前らの大事なお城を頂くぜ。生徒会長に副生徒会長。｣


夏樹たちはそう、捨て台詞を吐いて出て行った。

23→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す