愛してるのに愛せない (ページ19)

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夢ページ19

久しぶりに彼女と寝れる。

僕は、彼女と鉄格子を挟んで寝た。

その日僕は、夢を見た。

真っ暗な世界にあいつとAが並んでいた。

『何しとんの？危ないよ。』

僕が彼女の手を引こうとすると彼女は、手を振りほどいてあいつの手を取った。

『この人殺し！！』

僕に彼女は、そんな言葉を浴びせた。

『A？違うんだ。僕は、悪くない。』

『何が悪くないんだよ。』

あぁ、そんなこと言わないでくれ。

『人殺し！人殺し！』

離れないでくれ。彼女に縋った。

『剛くん、さようなら。』

あぁ、殺してしまおう。

僕は、夢の中の彼女の首を絞めて

『い、たっ、、、い』

起きた時には、彼女の首を絞めていた。

このまま、殺してしまおうか。

そんな事を思って、絞め続けた

『A。僕のA。』

『や……め、て。』

彼女が必死に首を振っている。

『これでずっと一緒だね。さようなら。』

彼女は目を閉じた。我に返った僕は、彼女の首から手を離した。

『ごめん。ごめん、A。嫌いにならないで。』

彼女は目を閉じていた。

急に眠たくなってその場で僕も目を閉じた。