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大野の家に……いや、メンバーの家に久しぶりに上がった。
相変わらず芸術家っぽい家で、変わってなかった。
『へぇー。ここが大野さんの家なんだ〜。』
潤『……。』
智『水、飲む？』
潤『……だ、大丈夫。』
俺がおどおどして言ってるのを見て、
『2つお願い。』
と、俺の分まで頼もうとしたから、
潤『俺は、いい……。』
と断った。
コップに毒が入っていて死んだら嫌だから……な。
女は部屋を漁り始めた。
智『ちょっと！何してるんですか？？』
これ、何？
女が持っていたのは、錠剤と縄だった。
潤『縄？？』
『そ。縄。何に使うの〜？』
大野はひきつった笑顔を浮かべて、
智『何に使うんでしょーね。』
と言った。
『まさかー自分で死ぬ為だったり〜？』
潤『まさかっ……？』
『どうだろうね〜？分かんないけどね。』
カメラさんが来て、撮影を3人でした。
相変わらずの仲良しごっこと、どうでもいい話を3人でしていた。
そして、終わった。
『この薬、貰って行っていいですか？』
と女が言ったら、大野が慌てて言った。
智『それは、ダメです。』
『えー。どうしても〜っ？』
智『どうしても。』
そしたら、女は大野を思いっきり壁にぶつけた。
『これ、毒薬でしょ。縄と毒薬。もしかして自分で死のうとでも思った？』
智『……そうって言ったらどうしますか？』
『逃げるの？そう言って現実から目をそらし続けていいことなんてある訳ない。』
智『あなたに俺の気持ちなんて分からないですよ。』
『分かりますよ。貴方は嫉妬で心を病んだ。』
智『……。うるさい！』
『嫉妬をし続けて、松本さんをいじめ始めた。』
智『やめろ。』
『そうやって自分の気持ちと向き合うのを逃げた。』
智『頼むっ……。辞めてくれっ！！！』
『人をいじめる時は自分が優位に立てた気分になれて、気持ちがよかったことでしょう。』
『そう、貴方は誰よりもしっかりしてる松本潤に嫉妬をしていたんだ……。』
大野が泣いた。泣きじゃくって、辞めてほしいって懇願していた。
でも、それは、女の言葉は本音だった。って事だ。
大野の、大野さんの本音を聞いたのは初めてだった……。
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零 - 頑張ってください！！！！！！ (2021年4月28日 11時) (
レス) id: 0ecf550f49 (このIDを非表示/違反報告)
ぐっさん(プロフ) - ありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです！ (2017年4月19日 12時) (レス) id: 023cbec6a1 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - この作品毎日見てます！あなたのファンになりました！ (2017年4月19日 11時) (レス) id: e100e45a10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐっさん | 作成日時：2017年4月15日 6時
