◆汚れる白い夏休み◆【WT】Ⅰ (ページ13)

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◆日記05ページ 7月26日◆ ページ13

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─────♡7月26日夏休み5日目♡──

Aside

ここ最近は疲れていたというのもあってか早く眠れていたのにいつの間にか0時前になろうとしていた。昨日ちょっとお昼寝し過ぎてまだ今日も影響してるのかも。

A「眠れない…」

そう思い、眠れない1つ原因でもありそうなスマホを閉じた。スマホをずっと見ていたのが原因かもしれないね。

A「んー…、」

ふと横を向いて目に入るのは障子。布団から出て縁側に繋がる障子を開ける。

A「わ…」

あんなに雷が鳴っていた空には都会では見られないような星がたくさん散りばめられていた。夜って神秘的で綺麗だよね。
都会だと夜中に1人で出歩いてたりしたら補導されそうで怖いから今だけなら少しくらい出歩いたりしても良いよね。
夏だけど太陽の光が無い分、外の方が涼しく感じた。

A「…」

階段を降りた所で止まって何も喋らない。すると前まで無意識に入っていた車やバイクの音なんてしてないし、煩いと感じていた蝉の声だって聞こえなくなっていた。
家の前から歩き出せば自分の足音しか聞こえない。こんな静かなところなんて存在してるんだ。そう思った。

A「…、」

今は1人だとどうしても思い込みたかった。そうしないと更に目が覚めてしまう。起きているのは私だけ。

あの青っぽい星達はきっと私しか見ていない。

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