▼＿白イ館デ殺人未遂事件＿▼【WT】 (ページ38)

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Page33 場違い＿▽ ページ38

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シャークんside

教室の扉を開けるとあの仲の良い双子が言い合いをしていた。

どうやら俺も関係しているらしい。

激昂しているレヴェを抑えるように周りがなだめる。

「酷い！！2人で隠れて遊んでるなんて…」

「レヴェはあのゲームに興味無かったし、それに誘っても来なかったのはレヴェじゃないの！」

「だからって【奪う】ようなことしないでよ！！」

「奪う、って…」

レヴェは大声で叫んでいたかと思えばすぐに泣いてしまい、俺の横を通って教室を出ていってしまった。

どう考えても俺自身が関係していると思った。だが、何を言われるか怖くて誰にも事の経緯を聞くことは出来なかった。

「あ、シャークん…」

すると近くに居たクラスメートが話しかけてきて事の経緯を説明された。

誰かが教室の黒板に俺とロルが2人で遊んでいる写真を貼り付けたらしくそれを見たレヴェがロルに怒り始めたらしい。

「仲間外れにされたみたいな事を思ったんだろうな。」

シャークん「そうか…」

その理由だけであんなにロルだけを責めることがあるのか、なんて思った。俺の横を通ったのだから俺にも文句は言えただろうに。

ロルはロルで気まずいと思ったのか荷物を持って同じように教室を出ていった。そうすれば必然的にクラスメートの視線が俺に集まる。

シャークん「…」

でも授業をサボるなんて勇気はなく、自分の席に着いて顔を伏せた。

あの1週間後、双子は何も言わずに転校した。

そこから一度も会っていない。

けど運命というのは恐ろしい。

時を経て、俺は双子に再開をしてしまった。

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