Page32 昔話_▽ ページ37
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─────◇とある3人の昔話◇──
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俺は、あの【双子】のどちらかに【贔屓】していたつもりは全く無い。
昔、周りから若干避けられていた俺の所に数学を教えて欲しい、と双子に話しかけられた。
それが驚きで何か裏があるのでは、と疑っていた。
でもそんなことは微塵も無かったらしい。
まぁ、その日からもちょくちょくあの双子が話しかけてくることはあったがいつも通りの日々を過ごしていた。
とある日、双子の1人の【ロル】がまた俺に勉強を教えて欲しいと言ってきた。
「あのさ、【シャークん】にここ教えほしいん、だけ、ど…」
シャークん「ん?」
「…」
シャークん「どした?」
「このゲームやってたの…?」
シャークん「そうだけど…あ、ロルやってんの?」
「やってる!」
シャークん「お、おぉ。」
珍しく【冷静沈着なロル】が【いつもふわふわしているレヴェ】みたいに元気に話かけてきて少しだけ圧倒されたのを覚えている。
その日からたまに一緒にゲームをすることが増えた。
そんな日々を繰り返していつもの奴らと遊んで家に向かっていれば、道中で買い物帰りだったのかあの双子に会った。
足音や影で後ろに誰かが居るのが分かったのかシャークん、と明るい元気な声で【レヴェ】が俺の方へと寄ってきた。勿論それに追いかけるようにロルも着いてきた。
「ねぇねぇ、今帰りなの〜?」
シャークん「うん、あいつらと遊んでたから今帰るところ。」
「じゃあ、途中まで一緒に帰ろ〜!」
「ちょっとレヴェ…」
シャークん「別に良いよ。3人で帰ろ。」
「わ〜い!!!」
レヴェは俺とロルの腕を同時に組んでレヴェが真ん中になるようにし、そのまま3人で途中までだが家に帰った。
次の日だな。あの日々が壊れたのは。
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KASU - え、、、好k(((( 結婚しまsy((((お巡りさんこいつです (2023年4月9日 19時) (レス) @page7 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:An | 作成日時:2023年4月4日 16時