▼＿白イ館デ殺人未遂事件＿▼【WT】 (ページ36)

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Page31 直感的＿▽ ページ36

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きりやんside

Aにリンスの替えを取ってもらってなんとか使えた。
風呂から出て、脱衣所で服を着る。ドライヤーを使いたいから部屋に戻るとすっかり元気になったシャークんが俺のベッドの上でスマホを弄って座っていた。

シャークん「お、来たか。」

きりやん「なんで居んの？」

シャークん「いや…暇だったからAと話に来た。」

きりやん「その中に俺は入ってないんだね。」

酷いね、シャークんは。

A「あ、もしかしてドライヤー使う？」

きりやん「うん。貸してもらっても良い？」

A「は～い。」

Aからドライヤーを受け取って髪を乾かし始めた。するとシャークんがスマホを弄りながら【片手の指を動かしていた。】そのスマホの画面をこっそり盗み見るようにちらりと目線を寄越した。

きりやん「…」

画面にはAが山の写真を投稿するのに使っているSNSのアプリのDMの画面だった。さっき直接言えば良かったのに。そう思ったのも束の間、シャークんが打っている内容に目を見開いた。

A「しゃぁ、くん…？」

シャークん「…」

顔を青くして親指を握って、俺らの目を見ながら本当だと訴えるシャークんを見て事実だと直感的に感じた。

殺される。助けて。

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