▼＿白イ館デ殺人未遂事件＿▼【WT】 (ページ19)

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Page16 会話＿▽ ページ19

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─────◇夜ご飯◇──

Aside

やんと軽く会話を交わしていたら前と同じようなノック音が聞こえた。

A「はーい。」

ドアを開けるとお盆を持ったきんときくんとスマイルくんが立っていた。

きんとき「夜食をお持ちして参りました。」

そのまま2人を部屋に入れて机にご飯を置いてもらった。

スマイル「ごゆっくりどうぞ。」

そう言って出ていこうとするスマイルくんの袖を掴んで引き止める。

スマイル「…何か？」

A「ちょっと、お話したいことがあって。」

空いてる時間を聞くと夜食の後なら数分空いてます、と返事を返してもらった。

きんとき「愛の告白でもするおつもりで？」

後ろから変なことを言ってくるきんときくんに少しだけ心が和らいだ気がした。

A「ふは…そんなんじゃないですよ。」

スマイル「…」

A「引き留めてすみませんでした。では、また後で。」

そしてそのまま2人は部屋を出ていった。

…どうしても私は【あの人】の事を聞きたい。

ガチャ＿＿＿

スマイルside

きんとき「んふ、ははっ…」

スマイル「んだよ…」

きんとき「いやっ、スマイル振られてるも同然じゃん。」

そう言って腹を抱えて爆笑している。気付かれるだろうが。
…まぁ反撃してやるか。

スマイル「…さっき"愛の告白でもするおつもりで？"とか言ってた時、汗だらだらだった奴に言われたくないね。」

きんとき「あ"ー！それ地味に刺さるんだって…」

スマイル「声すら掛けられなかった奴に振られてるとか言われても僻みにしか聞こえないな。」

きんとき「うざー…」

あんな事があってもこいつは元気だな。

意外と精神的にきていた俺を元気づけようとしているのか、はたまた俺が思っているよりきんときの中では彼女が大事なのか。

俺には分からない。

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