誰にも負けない強さがあるから

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瑞稀side

龍斗「はしもっちゃん！！！！！」

バタバタッ！
さくちゃんがはしもっちゃんを呼ぶと同時にリハ場に
大きな音が響いた

さくちゃんの腕の中には顔を真っ赤にしたはしもっちゃんがいた

やっぱり体調悪かったんだ
さっきもっと問い詰めれば良かった
そしたら涼は無理して踊ることはなかったのに

昔からそうだった…
弱さを見せずに1人で努力して完璧にしていた

それは体調が悪い時もそうだ
俺かメンバーが体調が悪い時にはいつも誰よりも心配していろいろしてくれるのに

反対側の立場になると隠して無理をしてしまう
こっちだってはしもっちゃんと同じようにいろいろするのに…したいのにさ…

優斗「みずっくん？」

瑞稀「ん？」

優斗「みずっくんは何も悪くないからそんなに自分のこ
と責めないでね」

「俺とガリさんははしもっちゃんが体調悪いってこと気づけてなかったんだから」

「作ちゃんは途中気づいてたみたいだけど楽屋にきた時に気づいたみずっくんはすごいと思う」

「隠して欲しくないけど隠すのが上手いはしもっちゃんに気づいたんだもん」

「だから言ってやって

体調悪いの隠すな！って

こっちだって心配するからって

長年一緒にいるみずっくんに言われる方があの人も聞いて改心するでしょ？www 」

確かにさっき問い詰めれなかった分
起きたらとことん言ってやろう

そしてまたいつか無理した時に
絶対に気づいて無理やりにでも休ませよう

優斗「そろそろガリさんも戻って来るし俺らも看病しに行こう」

瑞稀「うん！そうだね」
「優斗ありがとう！！」

優斗ってすごいよね
いつもはヘタレだけどこういう時に欲しい言葉ちゃんとくれるから実はすごく頼りにしてるんだ

こんな事本人に向かって言ったら調子に乗るから絶対言わないけど

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