誰にも負けない強さがあるから

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涼side

リハが始まった
さっき瑞稀に体調悪いのバレそうになったけど
何とか誤魔化した

今日は「Clap-A-Holics」をやるから結構やばいかも
しかもさっきより熱が上がってる気がする
とりあえずさっき買った薬飲んで頑張ろう

ス「次HiHiいきます」

Hi「はい！」

♪〜

やっぱりいつもより体が動かない

ス「橋本遅れてるぞー」


注意されたけどなんとか踊りきった

涼「はぁ……はぁ…はぁ…」

あれ？なんか…クラクラする…
空間が歪んで見える…

？「はしもっちゃん！！！！！」

視界がまっくらになるのと同時に
誰かが俺を呼ぶ声が聞こえてきて
そこで記憶が途切れた

…………………………………………………………………

龍斗side

曲の途中で俺はメンバーのある1人が気になった
それは"はしもっちゃん"だ

いつもより体が動いてないっていうか無理やり踊っている感じがする

さっき振付師の人にも注意されてたし大丈夫かな？

踊り終わって特に変更もなくリハが終わった

俺は声を掛けに行こうと思ってはしもっちゃんを見ると

肩で辛そうに息をしていて体が傾きかけていた

「はしもっちゃん！！！！！」

俺は慌ててかけより
地面に着くギリギリではしもっちゃんを受け止めた

優斗「2人とも大丈夫！？」

龍斗「俺は大丈夫だけどはしもっちゃんが」
「意識飛ばしちゃってる！」
「体熱いから熱あるよこの人」

蒼弥「じゃあ医務室行って必要そうなもの貰ってくる」

優斗「OK」
「がりさんが戻って来る前に楽屋に運ぼ」
「作間そのまま運べる？」

龍斗「うん…この人筋トレしてる割りに軽いし」

優斗「お願い…みずっくん？」

瑞稀「…」


多分瑞稀くんは気づいてたんだろうな
はしもっちゃんが体調悪いことんで自分を責めてるんだと思う、優しいよね笑

悪いのは体調悪いのを隠して無理してたこの人なのに

さて瑞稀くんは優斗に任せて運びますか

なんかさっきより体熱くなってるし急ごう

・→←熱 ~涼~

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