身体の弱いヨナの姉１【暁のヨナ】

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貴｢…っ…｣

ヨ｢ね‥姉様…｣

貴｢ルーク‥ヨナを頼むわね｣

ル｢っ…御意｣

貴｢もしかしたら矢に毒が塗ってあるかもしれないから全員気をつけてね｣

ハ｢あんた…まさか!?｣

貴｢これくらいで死なないわよ(苦笑)｣

その後､ハクはAをルークはヨナを
脇の下で抱え崖から崖を飛んだ

兵｢すげ…｣

兵｢感心するな追え!｣


ル｢ヨナ姫は隠れて絶対に動かないで下さいよ｣

そう言うルークはボロボロで疲れが見えた

ハ｢A姫は申し訳ないが俺の所にいてもらいます｣

貴｢わかっ‥たわ…｣

Aは毒を受けたのもあるがだいぶ呼吸が乱れていたこのまま過呼吸になるとハクしか対処出来ない為
離れることが出来なかった

それにAは一般の人よりも暗器を使うことができるさっきもたまにハクを狙う矢なども
暗器でなんとか対処していた

ヨ｢姉様…｣

そう言うヨナはとても心配した目をしていた

貴｢大…丈夫‥よ‥｣ﾆｺｯ

そう言って3人は敵の所へ向かった



ｶﾝ･ﾃｼﾞｭﾝ｢ヨナ姫はどこに消えた？｣

兵｢ルーク達がどこかに逃がしたようですね｣

ｶﾝ･ﾃｼﾞｭﾝ｢必ず見つけ出せ！雷獣や風龍も人の子よ
だいぶ疲れがあるようだな｣

兵｢先程A姫に当ててしまった矢は毒矢だそうです｡普通なら動いたり息をするのも難しいものです｣

ｶﾝ･ﾃｼﾞｭﾝ｢何!?それをヨナ姫に向けてA姫に当てたのか!?｣

兵｢向ければルークやハクは体を張ってでも
矢を止めると確信がありましたから､
しかしその上からA姫様が庇うのは予想外
でした｣

ｶﾝ･ﾃｼﾞｭﾝ｢じゃあ次にハクとルークが背中を向けた時を狙えもちろん次はA姫に当てないようにな｣

ヨ(ルークやハクが殺される!?

ル｢ヨナ姫は隠れて絶対に動かないで下さいよ｣

そうだ私が出て行ってもかえって足を引っぱる
さっきみたいにじっとしてた方がいい
息を殺して大丈夫よルークとハクは
あんなに強いんだもの

ルークやハクなら矢くらいよけられる
ここで大人しくルーク達が来るのを待とう
ルーク達は死んだりなんか…

ちがう
私はなんのために風牙の都を出たの?
ルーク達に守られコソコソ生きるため?
それなら風牙の都にいればよかったんだ
これでは姉様達の足枷になるだけ

姉様達がいなくなったらどうするの?
自分は非力だとあきらめてこのまま
じっとしているつもり?

神に問う前に



自分に問うことがあるはずよ)

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