身体の弱いヨナの姉１【暁のヨナ】

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ス｢表向きはそうですね
父上はイル陛下に剣で刺され亡くなった…
わかりますか？
武器を嫌い争いを避けていたはずのイル陛下が
父上を剣で殺したのです

ヨナ姫…だから私は10年前から
この日の為に生きてきた
父上の敵を討ち父上の意志を
受け継ぐ者として
私はこの高華の王となる｣

ヨ(悪い夢だ…笑ってこの簪をくれたじゃない)

ス｢…貴女がこんな真夜中に起きていたのは
誤算でした｡陛下の部屋にもめったに立ち寄らないと
聞いていたのに
なぜ来たのですヨナ姫｣

ヨ｢…伝え‥たくて‥
私は…スウォンを忘れる事は出来ないと
父上に伝え…たくて…｣

ﾊﾞﾝｯ

兵｢スウォン様！！｣

ヨナが振り向くと

兵｢準備 全て整いました｣

兵｢おおこれは…国王が…では本懐を
遂げられたのですね
ん？スウォン様この娘…ヨナ姫では…｣

？｢姫に…まさか見られたのですか？
ならば話は早いてはないですか
殺しておしまいなさいスウォン様
姫の口を封じるのです
このまま生き長らえても
辛い思いをなさるだけでしょう｣

ヨ｢ス‥ウォン…｣

ﾀﾞｯ
ヨナは剣を向けられ急いで兵の間を抜け逃げた

ス｢…捕まえて下さい｣

兵｢はっ｣

ヨ(誰 あの人は誰？あれは私の大好きな
スウォンじゃない)

ﾋｭﾝ
ﾊﾞｼｯ

足を縄で縛られヨナは転び

兵｢お覚悟を姫様
これも高華国の為なのです｣

ヨ(私は憎まれていたの…？幼い頃からずっと)

ヨナに兵が近づいた途端

ｺﾞｯ

ル｢…今夜はスウォン様がいらっしゃるから
邪魔者は遠慮したつもりだったんですがね｣

ハ｢見張りだったはずの守備隊がここに勢ぞろいしてるし見知らぬ輩もいやがりますし｣

ル｢これは一体どういう事ですか？｣

ハ+ル『なあスウォン様』

ヨ｢‥ルーク‥ハク｣

そして2人はヨナの目線にしゃがみ

ル｢お傍を離れて申し訳ありません｣

ハ+ル｢ヨナ姫様｣

ヨ｢ル､ルークとハク‥は私の味方？｣

ル｢…俺は陛下からあんたを守れと言われている｣

ハ｢俺はA姫からあんたに何かあったら
守れと言われている｣

ル｢だから何があろうと俺らは｣

ハ+ル『それに絶対服従する』

？｢控えよ下郎

今より緋龍城の主となったスウォン陛下の
御前なるぞ｣


貴｢…誰が何の主と？｣

ヨ｢姉様!!｣

貴｢ごめんねヨナ､一緒にいてあげられなくて

どうも嫌な予感がするのよスウォン｣

ハクはAになにかあった時のために近くに行った

ル｢イル陛下はどこにおられる｣

ス｢一私が先程


地獄へ送ってさしあげた｣

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